　柄谷さんや田畑さんに勧められていたカントが、やっと読めるようになりました。エンデからゲーテに辿り着き、ゲーテのカント論やヘーゲル論を知ったことが大きかったし、何よりも、レヴィナスの「形而上学」が、それまでの西欧哲学を理解する手引きとなりました。正月はたまたま入手したスピーゲルバークの『現象学運動』上、下（世界書院）を読みましたが、現象学というのは、結局は人間の実践を問題にしていながら、その土台となっている経済的関係に無知であることで、最初から失敗を約束されている企てのように思われます。そこで、カントの時代に帰り、人間の理性の限界を明らかにするところからレヴィナスの超越につなげていく、という道筋を考えています。そんな観点から、他者について考えてみようと思っています。

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2000/12/07

ＰＣ講座

Author: admin (9:50 pm)

　すこし間があきました。この間の成果はＰＣ講座でブーバーとレヴィナスを取り上げたことでした。レヴィナスが何を訴えたかったのかがやっと解り、エンデが提起していた「新しい思考」の輪郭を描くことが可能となってきました。ということで、新たにＰＣ講座のレジュメを掲載します。またレヴィナス論も仕上がれば「哲学の旅」のところに出します。

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2000/10/20

エンデ論ついにゲーテの哲学にまで行きつく

Author: admin (9:50 pm)

　ホームページを一覧性のあるものに組み換えてもらいました。各方面から見易くなったと誉めていただいています。
　エンデ論はついにゲーテの哲学にまで行ってしまいました。幸い、土橋さんの『ゲーテ世界観の研究』(ミネルバ書房）が出版されましたので、何とかモノになりそうです。主体、客体、意識と対象等の関係についての議論が、非常に単純化されてなされている様子で、これはこれで、大変興味をそそられています。

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2000/09/30

9･30東海村臨界事故１周年京都集会

Author: admin (9:50 pm)

　昨日（9月30日）「廃原発にむけての提言」作成プロジェクト主催の「9･30東海村臨界事故１周年京都集会」が開かれました。参加者40名弱のささやかな集りでしたが、学生など若い人達の方が多かったのは驚きでした。
　アソシエ21関西の活動が京都で行われているということも伝わっている様子で、集会終了後、何件かの問い合わせがありました。
　もともと原発反対の運動には全然かかわってきませんでしたが、このプロジェクトチームをたち上げるなかで、原発設置反対の運動を闘ってこられた住民の方々や、その戦いを支援している研究者の方々との出会いがあり、非常に貴重な体験をすることが出来ました。その内容については、追って明らかにしていきます。

　次に、私自身の論文しか出ていなかったこのホームページも、フォーラムをどんどん立ち上げることで、迷路のようになりました。それで、モデルチェンジをしました。前と比べて、見やすくなったと思います。

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2000/08/17

いよいよ LETSを立ち上げることに

Author: admin (9:50 pm)

　8月6日の LETS準備会をへて、いよいよ LETSを立ち上げることになりました。その模様は LETSフォーラムに掲載していきます。LETSをうまく運営するには、お金についての考え方を明確にしておくことが問われます。それで、協同組合運動研究フォーラムに、術語集の掲載を始めます。商品・貨幣についての見解が出ています。お読み下さい。（術語集について、あと1週間ほどお待ち下さい。ただ今工事中！です。HP管理者より）

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2000/08/06

モモ論やっとおわりました

Author: admin (9:50 pm)

　モモ論はやっと終わりました。まだ他にも書くテーマはどんどん浮かんできているのですが、一応くぎりをつけることにしました。LETSのインフォメーション用のモモ論だけは書く事にします。モモ論を書いている間、ファンタージェン国に居るような気分で、随分楽しく過ごせました。今後は、運動上の仕事についても、時間どろぼうに支配されずに取り組めたらと願っています。

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2000/07/30

モモ論

Author: admin (7:50 am)

　あいかわらず『モモ』にはまっています。とりあえず最初の報告を社会システム研究フォーラムに出しました。ひきつづき、モモ論続編を書くつもりです。私としては、モモ論をLETSのインフォメーションに出来ればと考えています

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2000/07/09

『モモ』を読むことに

Author: admin (11:00 pm)

　いま、エンデを読んでいます。7月16日の協同組合運動研究会で、言語について報告する予定でしたが、もう一つの、『モモ』を取り上げる企画の方が評判となり、私もエンデについて報告することにしたのです。エンデを紹介した日本の文献で、シュタイナーの思想とのからみで、エンデを読む試みが目立ちます。これについてコメントしてみようと考えています。というのも、エンデは『モモ』で灰色の男たち＝資本が人格の意志を支配していく様子を見事に描いているのですが、このことが取り上げられていないからです。

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2000/06/11

第二次ＰＣ講座以降の広がり

Author: admin (11:00 pm)

　第二次ＰＣ講座を始めたこともあり、多くの人たちと活動をリンクさせることが出来るようになりました。そこで、従来論文ばかりだったＨＰを会議室中心に変えていきます。
　まず、大学生の不登校を考える会の西嶋さんと精神科医の平野さんのやりとりを中心に、【社会システム研究フォーラム】を開きました。この会議室の運営については社会システム研究所が担当して下さることになりましたので、近日中に、研究所の活動や紀要の目次などを発表します。
　次に【アソシエ21関西運営委員会のフォーラム】も開きます。これには活動計画も発表していきます。
　近いうちに【協同組合運動研究フォーラム】と【フォーラム・ＬＥＴＳ】も開けるように準備中です。また、第1次ＰＣ講座のレジュメの公開も考えています。

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2000/06/06

社思研の座談会に出席して

Author: admin (11:00 pm)

　5月27日に社会思想史研究会(『情況』誌のインフォメーション参照）に出席し、翌28日第3期『情況』誌の座談会に参加してきました。印象に残ったのは、「廣松学派が、もう生産的な仕事は出来なくなっている」というＹさんの発言でした。
『情況』の座談会のテーマが廣松氏の『近代の超克論』でしたので、廣松氏の『世界の共同主観的存在構造』を読み直し、上京しました。
　読んでいるうちに、廣松批判をまとめてみようという気になり、帰ってきて、急遽論文を書きました。近いうちにＨＰに公開します。ご期待下さい。

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