　ニュースを見てもメールを開いても、「同時多発テロ」に明け暮れている今日この頃です。湾岸戦争のとき、世論が突然変動し、ソ連崩壊の総括といった地道な作業に全く日が当らなくなったことがありましたが、今回はどうでしょうか。その時とちがって、幸い現在の私は、色々な大衆的社会運動に席をもつことが出来ています。ついアメリカの動きに気をとられそうになりますが、ここは地道に自分の道を進んでいきます。

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2001/09/29

グローバリゼーションの終り

Author: admin (7:40 pm)

　ソ連の崩壊につづき、10年後にはアメリカの危機に立ち会えるとは予想してはいませんでした。グローバリゼーションがいずれ行き詰まることについては了解していましたが、それが、イスラム勢力との戦争という形をとるとは考えつきませんでした。
　世界経済は、すでに事実上恐慌となっています。グローバリゼーションの主役であった信用資本主義は、イスラム勢力との戦争と恐慌という条件のなかで、どのように展開していくのでしょうか。
　私としては、社会革命を現実のものとすべく、政治的に急進的な人々には入らない大勢の人たちが、戦争と恐慌という条件の下で、どのような社会運動を展開していけるのか、その見通しを現実の運動のなかで組み立てていこうと考えています。

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2001/09/05

交流会終わる

Author: admin (7:40 pm)

　9月5日の中国社会科学院研究者との交流会は、無事終わりました。私は、これまでアジアに旅行する気分にはなれませんでしたが、中国の工業化がＩＴ部門で日本との経済競争に勝つようなってきている現状を知ると、一度は訪れてみたいと思うようになりました。機会があれば、訪中団を組織して行ってみたいと考えています。

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2001/09/01

Author: admin (7:40 pm)

　おそくなりましたが、「アナリティカル・マルキシズムへの疑問」を論争のページにＵＰします。あと、「私のフリーター論」もぜひお読み下さい。

　9月5日の中国社会科学院研究者との交流会にむけ、久し振りに中国について調べてみました。そこで明らかとなったのは、日本はいまや完全に中国との経済競争で敗北している、ということでした。これが長期不況の原因だとすれば、景気回復を期待することはかなわぬ望みだということになります。いまさら経済競争で勝ちに行く、という方針が不可能である以上、内的な豊かさを作り出す方向性が問われており、まさに持続可能な社会に向かうしかないのですね。

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2001/08/16

アナリティカル・マルキシズムについて

Author: admin (7:40 pm)

　季刊アソシエ６号にアナリティカル・マルキシズムについて高増さんが紹介しています。なかなか面白い論文でしたが、「労働価値」説と搾取論については納得できません。そこで、高増論文に対する疑問を提起してみました。後日ＨＰにUPします。

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2001/08/13

「モモを読む」の欠落補充

Author: admin (8:00 pm)

　初めて訪問された方のための目次を作成し論文の整理をしてみました。『モモを読む』を一まとめにしたのですが、その時、原文のうち4分の1位の欠落があることがわかりました。それで急遽補充し、ＮＥＷマークを付けました。ＡＳＳＢ誌原文をお持ちでない方は、ぜひもう一度『モモを読む』を見て下さい。
　なお、『モモを読む』の目次の補文章にＮＥＷマークを付けておきます。

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2001/08/05

農の論理

Author: admin (8:00 pm)

　いま農の論理について考えています。軸となるのは福岡正信さんの自然農法ではないかと思います。1975年に出版された『自然農法』（ダイヤモンド社）にはすごい農法が書かれていますが、その後の本を読んでみますと、砂漠の緑化も手がけているのですね。また、ヨーロッパやアメリカでは自然農法の実践者は増えていっている様子です。飛行機で粘土団子にした種子をまくという話は実現されているのでしょうか。最近の自然農法（砂漠緑化も含め）はどうなっているのでしょうか。これから調べてみます

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2001/08/03

新しい目次

Author: admin (8:00 pm)

　「初めて訪問された方のための目次」ができました。まず読んでほしい文献、実践的関心、理論的関心、学習したい人のために、という４項目に分けてみました。全体の構成がつかみ易くなったと思います。

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2001/07/11

アップと迷路

Author: admin (8:30 pm)

　アドルノ「否定弁証法に学ぶ」が出来ましたので、「カント研究序説続」「カント研究レジュメ」と共に『哲学の旅』にアップします。あと、哲学の旅第1回の「西田哲学」第2回の「ハイデッガー」もアップの予定ですが、「西田哲学」にはすこし時間がかかるかも知れません。
　それから、またＨＰの迷路化が進んでいますね。解決策として、論文の目次を付けることにします。しばらくお待ち下さい。

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2001/06/15

『否定弁証法』に学ぶ

Author: admin (8:30 pm)

　ヘーゲル弁証法の転倒についてヘーゲルそのものに取り組む前段として、アドルノの『否定弁証法』に学んでいます。読んで見て、アドルノは、カントの超越論的仮象論の見地に帰って、ヘーゲルの弁証法を批判していることがわかりました。また、その非同一性の哲学は、レヴィナスと同じように、存在と思考との絶対的他性という前提から発していることもわかりました。アドルノほどの人物がこの非同一性について提起しても、それをひきついで、発展させていくような人は出てこなかったのですね。時代に先駆しすぎていたのかも知れません。

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