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経枈孊 アナリティカル・マルキシズムをめぐっお: 眮塩モデルず䟡倀圢態䞋
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眮塩モデルず䟡倀圢態䞋


䞊2002/06/07䞋2002/08/08 抎原 均
 眮塩モデルず䟡倀圢態論の続きをUPしたす。ひき続き、投皿しお䞋さった皆さんの論皿にコメントしたいのですが、これは涌しくなっおからにしたす。この10幎間はほずんど研究論文もフォロヌしおこなかった䟡倀論に぀いおも、もう䞀床やる必芁性を感じおいたす。

第2章 数理的取扱いの限界


1モデルず珟実


 問題点をはっきりさせるために、極端な議論から始めたす。たず『資本論』第䞀巻で展開されおいる論理は、マスクスが思考によっお構築した思考産物です。珟実そのものがこのような論理で運動しおいるわけではなく、マルクスが珟実に則しお論理を組み立おたわけです。だから、絶えずこの論理は、珟実を合理的に説明できるかどうかずいう珟実からの批刀にさらされおいたす。

 そこで問題になるのは、眮塩モデルが、生きた劎働の時間的継続が生産物の䟡倀ぞず転化しおいく、ず捉えおいる点です。確かにマルクスが仮定しおいる䟡倀ず䟡栌の䞀臎ずいう条件のもずでは、或る生産物の生産に芁する生きた劎働の時間的継続がそのたた生産物の䟡倀構成芁玠ぞず転化しおいきたす。だから、マルクスも、瀟䌚的に必芁な劎働時間ずいう䞀寞ひねった蚀い方ですが、生産過皋で䟡倀が圢成されるかのように説明しおいたす。埓来の『資本論』をめぐる論争をふたえれば、生きた劎働の抜象的人間劎働ずいう属性が䟡倀の実䜓だず解釈しうる䜙地は倚々あるのです。私は、マルクスが商品で衚瀺される劎働の二重性栌ず芏定しおいる以䞊、マルクス自身は生きた劎働の抜象的人間劎働ずいう属性は、䟡倀圢成芁玠ではあるが、それがそのたた䟡倀の実䜓であるずはみなしおいなかったず解釈しおきたした。ここでは、䟡倀圢態論の芖角から、生産過皋にある生きた劎働の抜象的人間劎働ずいう属性ず、䟡倀実䜓ずしおの抜象的人間劎働ずの差異に぀いお述べおみたしょう。

2瀟䌚的に必芁な劎働時間


 ずりあえず、瀟䌚的に必芁な劎働時間ずいうこずで、マルクスが䜕を蚀いたかったのか、ずいうこずから芋おいきたしょう。マルクスは、第5章 劎働過皋ず䟡倀増殖過皋で、資本䟡倀が生産過皋でどのようにしお増殖されるか、ずいうこずに぀いお考察しおいるのですが、そこで玡瞟工の「䞀劎働時間ずいう䞀定分量の劎働が綿花においお察象化されおいる」『資本論』第䞀巻 原兞197頁ず述べた埌、぀ぎのように保留条件を぀けおいたす。
「さお決定的に重芁なのは、過皋・すなわち綿花の糞ぞの転圢・の継続䞭に、瀟䌚的に必芁な劎働時間だけが消費されるずいうこずである。  瀟䌚的に必芁な劎働時間だけが、䟡倀を圢成するものずしお蚈算に入るからである。」原兞 198頁

 䟡倀ず䟡栌が䞀臎し、か぀、玡瞟工の劎働は、簡単劎働でか぀瀟䌚的な平均劎働だず仮定しおいるにもかかわらず、マルクスは「決定的に重芁なこず」ずしお「瀟䌚的に必芁な劎働時間だけが消費される」ずいうこずを匷調しおいるのです。そしおこのように蚀及しおいるのは、マルクスが自ら組み立おた論理的な構築物に察する珟実からの批刀を意識しおいるからだず思われたす。この芳点から第1章 商品 をふりかえっおみるず、「だから、ある䜿甚䟡倀の䟡倀の倧いさを芏定するものは、瀟䌚的に必芁な劎働の分量、たたは、その䜿甚䟡倀の生産のために瀟䌚的に必芁な劎働時間に他ならない」原兞 44頁ず曞かれおいお、眮塩モデルによる䟡倀の倧いさの蚈算に察しおは釘をさしおいるのですね。䟋えば「同じ分量の劎働が、たずえは豊䜜のずきには8ブッシェルの小麊で衚瀺され、凶䜜のずきにはただ4ブッシェルの小麊で衚瀺される」原兞 44頁ずいった䟋すら䞊げおいたす。

 ぀たり、マルクスが、瀟䌚的に必芁な劎働時間ずいうこずに぀いお匷調しおいる理由は、䟡倀の倧いさの芏定に぀いおは、簡単か぀瀟䌚的平均劎働の劎働時間がそのたた䟡倀を圢成するのではない、ずいうわかり切ったこずが、䟡倀ず䟡栌の䞀臎ずいう前提では隠されおしたうずいうこずに基づくものず思われたす。マルクスのモデルは䟡倀圢態の秘密や資本の䟡倀増殖の秘密を解き明かすためには、絶察的な力を発揮したのですが、䟡倀の倧いさの芏定ずいう点では留保条件が぀く、ずいうこずなんですね。

3䟡倀察象性


 そこでマルクスが「䟡倀察象性」ずいう蚀葉を䜿っおいる箇所に泚目しおみたしょう。『資本論』第1章第3節䟡倀圢態たたは亀換過皋の第二段萜で、マルクスは次のように述べおいたす。
「商品の䟡倀察象性は、぀かたえどころがない点で、クむックリおかみず異なる。商品䜓の感芚的な察象性ずは正反察に、それの䟡倀察象性には埮塵の自然資料も入り蟌たない。だから個々の商品をどんなにひねりたわしお芋おも、それは、䟡倀物ずしおは把えられないものである。ずころが、商品は人間的劎働ずいう同じ瀟䌚的単䜍の衚珟であるかぎりでのみ䟡倀察象性を有するずいうこず、したがっお、商品の䟡倀察象性が玔粋に瀟䌚的なものであるこずを想いおこすならば、その䟡倀察象性が、商品ず商品ずの瀟䌚的関係においおのみ珟象しうるずいうこずは、たったく自明である。」原兞 52頁

 マルクスにずっお、䟡倀実䜓が抜象的人間劎働であるこずはすでに蚌明したのですが、やっかいなのは、この䟡倀実䜓が察象化されお察象性をも぀、ずいうずき、個別の商品䜓をみおもそこには衚瀺されおいない、ずいうこずでした。ずころが眮塩モデルでは、個別の商品䜓の瀟䌚的な平均劎働にもずづく生産費ずしお、個別の商品䜓で䟡倀察象性が衚瀺されおいるのですね。
 それはさおおき、マルクスは、x量の商品Ay量の商品Bずいう簡単な䟡倀圢態を分析しお、商品の䟡倀察象性がどのように珟象しおいるかを瀺したす。䟡倀を衚珟しようずしおいる商品Aは、盞察的䟡倀圢態にあり、䟡倀の衚珟の材料ずなっおいる商品Bは、等䟡圢態にあるわけですが、この䟡倀衚珟の䞡極ずなっおいる二぀の商品の関係を媒介しおいるものが䟡倀察象性なんですね。
 その際、商品Aは自分に等しいものずしおの商品Bず関係しおいたすが、そうするこずで商品Bは、商品Aによっお䟡倀物ずしお扱われ、そしおこの䟡倀物ずされた商品Bで商品Aは自分の䟡倀を衚珟しおいるずいうのが、マルクスの読みでした。
 ぀たり、䟡倀実䜓ずしおの抜象的人間劎働の抜象のされ方は、どの具䜓的有甚劎働も、人間劎働力䞀般の支出である、ずいうように、人間の思考によっお抜象する思惟抜象ずしおあるのではなく、商品Aが商品Bを自らに等眮するこずで、商品Bを商品Aに共通な実䜓に還元するずいう事態抜象によるのでした。皮類を異にする諞劎働を共通者である人間劎働䞀般に還元する仕方が事態抜象によっおなされおいるずすれば、商品の䟡倀察象性は、䟡倀圢態で成立し、そしお個別の商品の䟡倀の倧いさの決定も、ここで初めお芏定されるこずになりたす。だからマルクスは次のようにも述べおいたす。
「劎働生産物は、いかなる瀟䌚状態のもずでも䜿甚察象であるが、劎働生産物を商品に転化するのは、ある䜿甚䟡倀の生産においお支出された劎働をその䜿甚物の『察象的』属性ずしお、すなわちその䜿甚物の䟡倀ずしお・衚瀺するような、歎史的に芏定された発展時代のみである。」原兞 67頁

 だから『資本論』第䞀巻の䟡倀ず䟡栌の䞀臎ずいう前提の䞋で繰り広げられおいる商品䟡倀の圢成論ずくに劎働過皋、䟡倀増殖過皋で説かれおいるそれは質のレベルでは劥圓ですが、個別の商品の䟡倀の倧いさの決定ずいう芋地からすれば、商品の䟡倀圢成論は逆転したす。ずいうのも、商品䞖界の䟡倀察象性が、個別の商品の生産過皋で支出された劎働を、瀟䌚的に必芁な劎働時間ずいう尺床で評䟡し盎しおいるのですから。

 この個別の商品の䟡倀の圢成が生産に支出された劎働によりながらも、その倧きさの決定が、商品䞖界の䟡倀察象性぀たりその個別の商品が亀換関係に入るこずでの䟡倀の倧いさの決定によっお逆に芏定される、ずいうこずを数孊的に衚珟すればどうなるでしょうか。

4盞察的䟡倀圢態の扱い方


 眮塩モデルは、マルクスが䟡倀圢態論で展開しおいる盞察的䟡倀圢態の量的芏定性を考慮しおいないずいうこずは、すでに最初の論文で指摘し、、吉原さんもこの指摘に根拠のあるこずを認めおいたす。ずころで、いた森嶋通倫さんの『マルクスの経枈孊』東掋経枈新報瀟を拟い読みしおいお、森嶋さんが、この本の第3章 盞察的䟡倀の量的決定で、この問題に取り組んでいるこずを知りたした。

 森嶋さんは、この本で「劎働䟡倀論なしのマルクス経枈孊」214頁をすすめおいたすが、その堎合、劎働䟡倀論、ずいうこずで、森嶋さん自身がどのような抂念を考えおいるかが問題ですね。䟋えば「垂堎から完党に独立的な内圚的䟡倀䜓系をえようずするマルクスの意図」214頁ずいったこずが語られおいたすが、これは、森嶋氏自身の独自の「劎働䟡倀論」であっお、マルクスはそのような意図はもっおいなかったず私は考えおいたす。

 それはさおおき、森嶋さんは、マルクスの盞察的䟡倀の倉動の四぀のルヌルを玹介した䞊で、これらを決定的に䞍十分なものず芋なし、新たな数孊を導入しおより詳しく考察しようずしおいたす。ずころがその数孊を導入するずきのモデルが、䟡倀圢態の意味を螏たえおいないのです。䟋えば「産業i以倖の党産業の劎働投入係数が䞍倉のたたで、産業iのそれが小さくなれば、基準商品lであらわした商品iの総䜓䟡倀は任意の商品jよりも倧きな割合で小さくなるこずがわかる」36頁ず述べられおいたすが、このモデルだず、瀟䌚的に必芁な劎働時間を生産過皋にある倉数ずしおあ぀かっおいるのですね。
 ずころが、マルクスが『資本論』で「䟡倀圢態は、䟡倀䞀般ばかりでなく、量的に芏定された䟡倀たたは䟡倀の倧いさを衚珟しなければならない」原兞 58頁ずいうずき、䟡倀ず䟡栌が䞀臎しおいるずいう前提では瀟䌚的に必芁な劎働時間は生産過皋での生産力の倉動に぀れお倉動する、ずいうように述べる他はないのですが、この倉動にもずづく䟡倀の倧いさの決定は、実際には生産物同士の亀換関係で事埌的に決定されるのですね。
 この点に぀いお蚳者の高領賀矎博さんは、蚳者あずがきで次のように述べおいたす。
「森嶋氏のずりあげおいるアグリゲヌタヌずしおの劎働䟡倀は、あくたで、均衡の䞖界で論理的に芁請されるアグリゲヌタヌであっお、資本䞻矩の珟実的アグリゲヌタヌではない。それは貚幣であり、それで衚珟された垂堎䟡栌でもっお珟実の集蚈は行われる。マルクスが䟡倀圢態論で明らかにしたのはたさにこの点であった。氏の射皋からは、均衡䞖界でのアグリゲヌションず珟実的アグリゲヌションの関係は完党に脱萜しおいる。」258頁

 瀟䌚的に必芁な劎働時間に぀いおの眮塩モデルや森嶋モデルでの取扱いは、やはり亀換関係に入る前に決定されおいるものずされおおり、マルクスがそれを生産過皋からすれば事埌的に決定されるものず芋おいた点が数匏化されおいないのです。

 そこで眮塩さんの䟡倀決定匏を甚いお、この事埌決定ずいう考え方を瀺すず次のようになりたす。

 k
 QjΣaijtj+τiti
 j1

 ここでQjずは事埌決定されるずきの係数で、䟡倀ず䟡栌が䞀臎する堎面は1ずなり、眮塩モデルになりたす。そしおこのQjの倀はたったくの偶然性によっお支配されおいるのです。ずころが、このような匏にしおしたうず、係数Qの倉化は䞀定の因果関係のもずに眮かれおしたうこずになりたす。だから、この匏では䟡倀の事埌決定ずいうこずを衚珟できないこずになりたす。぀たり、事埌決定される䟡倀の倧きさを衚珟できるモデルを数匏化するこずは、ただ出来おいないようです。

5搟取に぀いお


 吉原さんは、マルクスの搟取理論が成立しないこずの根拠ずしお「䞀般化された商品搟取定理」が成立するこずを䞊げおいたす。吉原さんによれば、この定理は次のようにたずめられおいたす。
「任意の商品kを䞀単䜍生産するのに盎接間接に投䞎される商品kの総量が1よりも小さい時、商品kの搟取率は正であるずする。この時、劎働の搟取率が正であるこずず任意の商品kの搟取率が正である事ずは同倀で、いずれも正の利最率の必芁十分条件である。」吉原『経枈研究』 261頁

 これはロヌマヌなどが蚌明したものずされおいるのですが、吉原さんの説明を読んでも高増さんの説明を読んでもよくわからない。぀たり、商品kを生産するのに投䞎される商品kの総量ずいうこずが、どのような珟実を抜象しおいるものかがわからないのです。
 もしこれが、1劎働日によっお生産される商品䟡倀が、その劎働者の1劎働日の賃金よりも倧きい、ずいうこずから類掚し、これを䞀般の商品にたで拡匵したのであれば、䜕らの劎働も投䞋せずに商品は商品を生産するずいう珟実があるこずを瀺さねばならないでしょう。これは、ロヌマヌの本を取寄せお怜蚎しおみなければわかりたせんが 
 そこで、今回はずりあえず、この「䞀般化された商品搟取定理」が導き出されおくる前提ずなっおいる眮塩さんの「マルクスの基本定理」を怜蚎するにずどめおおきたしょう。

 呚知のように、眮塩モデルでの商品䟡倀の決定匏は、次のようなものでした。

 tiΣaijtj+τii1、2、  n―――(1)

 これに察し、マルクスの基本定理は、次の䞍等匏です。

 piΣaijpj+τiwi1、2、  n―――(2)
 w≧Σbipi、w、pi0

 aij第i商品を1単䜍生産するために必芁な第ji商品の量
 τi第i商品を1単䜍生産するために盎接必芁な劎働量
 ti第i商品を1単䜍生産するために必芁な総劎働量
 pi第i商品1単䜍の䟡栌
 w貚幣賃金率
 T1日圓たりの劎働時間
 B1、B2、  Bn劎働者が䞀日に受け取る消費財のバスケット
 r均等利最率

 この二぀の匏を比范しお気付くこずは、(1)匏が䟡倀タヌムであるのに察しお、(2)匏は䟡栌タヌムになっおいる点です。そしお(2)匏は、マルクスが瀺したc+v+mずいう商品の䟡倀構成のうち、mは陀倖されおいるのでc+v郚分のみが衚珟されおおり、なおか぀、これが䟡栌で衚されおいるわけですから、マルクスが生産䟡栌論のずころで提出しおいる費甚䟡栌kc+vのこずを意味しおいるこずになりたす。
 ぀たり、眮塩さんの「マルクスの基本定理」ず名づけられた数匏は、商品の䟡栌は費甚䟡栌よりも倧きい、ずいうこずを衚珟しおいるのですね。そしお、この匏だけでは、費甚䟡栌を䞊回る䟡栌郚分の由来は䜕ら瀺されおいたせん。ですから、この匏だけから、䟡倀増殖した分が、䞍払い劎働である、ずいうこずは瀺せないこずになりたす。ずいうわけで、(2)匏は(1)匏ずセットにしお、はじめお意味をも぀こずが出来たす。セットにするず次の匏が成立したす。

 ririw+mi――(3)
 mi第i商品を1単䜍生産するずきに生じる剰䜙劎働量

 搟取ずいうこずを蚌明するためには、この(3)匏が成立するこずを蚌明しなければならないでしょう。それ抜きに、(2)の䞍等匏だけから出発すれば、䟡倀増殖が䜕にもずづくかは芏定されおいないので、これを劎働力商品だけでなく、䞀般商品にたで拡倧すれば鉄が「搟取」されおいる、ずいう数匏を導き出すこずも可胜でしょうが、しかしそれは珟実ず比范すれが、無意味なシュミレヌションに終わるように思われたす。

お断り
 私は最初の論文「アナリティカルマルキシズムぞの疑問」で眮塩さんの匏を匕甚したずき、τをrず誀蚘したした。眮塩さんの匏では、τは劎働量で、rは平均利最ずなっおいたす。最初の論文では、rを劎働量ずしたのですが、ここで事埌蚂正したす。あず、吉原さんの論文でもrを劎働量ずしおいるずころがありたすが、これは文脈から明らかなので、そのたたにしおおきたす。


補泚 W c+v+m に぀いお

 商品の䟡倀Wの構成に぀いお、マルクスは、c+v+mず述べたした。cは、その商品に含たれる䞍倉資本䟡倀生産材料の䟡倀であり、vは、可倉資本䟡倀劎働力の䟡倀であり、そしお、mは、剰䜙䟡倀䞍払劎働時間です。ずころがこの䟡倀構成は、具䜓的な珟象圢態をもっおはいたせん。
 ここで具䜓的な珟象圢態ずいう堎合、さしあたっおは、資本家が自分の工堎で生産した商品に䟡栌を぀ける時のこずを念頭においおみお䞋さい。資本家は原䟡材料費ず劎賃を蚈算し、これに利最をのせお自分の商品の䟡栌にしたす利子の蚈算は省きたす。この堎合の利最は、平均的な利最ですから、資本家の蚈算は、費甚䟡栌kに利最pを加えたものであり、これは生産䟡栌です。
 この生産䟡栌は、材料費や劎賃ず同じく䟡栌ずいう具䜓的は珟象圢態をずっおいたす。そしお、この生産䟡栌は、費甚䟡栌+利最ですが、費甚䟡栌kは、商品の䟡倀構成のうち、c+v郚分の転圢したものであるこずは明らかです。぀たり、Wc+v+mが、Wk+pずなっお珟象しおいるのです。これをみるず、単にm剰䜙䟡倀がp利最に転化されただけのように芋えたすが、この転化による本質的な倉化は、剰䜙䟡倀率mvず利最率 mc+vmkを比范するずよくわかりたす。資本家にずっおは、原䟡からの増加分が、費甚䟡栌党䜓の効果ずしお考えられおいお、䞍払劎働時間ずしおは芋えないのです。以䞊を匏で衚しおおきたす。

 商品の䟡倀Wの構成
  Wc+v+m
  生産䟡栌  k+p、kc+v

  W商品の䟡倀
  生産䟡栌
  k費甚䟡栌生産材料の䟡栌ず劎賃
  p利最
  c䞍倉資本䟡倀生産材料の䟡倀
  v可倉資本䟡倀劎働力の䟡倀


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Author: admin Published: 2006/1/5 Read 3811 times   Printer Friendly Page Tell a Friend