10月はネットワーク情況・関西のイベントが毎週のようにあります。
10月7日（日）は文化知講座で、この日のテーマは「プラトンのイデア論」です。これの（上）はすでにこのHPに掲載されていますが、その続きを書く予定でそのための資料の検討となるでしょう。まずはハイデガーのギリシャ哲学論を検討します。次にニーテェの哲学の検討も行います。
10月14日（日）は情況出版から新訳が出たガタリとネグりの『自由の新たな空間』の出版記念シンポジウムです。13時から18時で場所は高槻総合市民交流センター（JR高槻駅下車1分）です。
10月21日（日）はスピノザ研究会で、アンリの『マルクス』について表さんの報告があります。午前10時から午後5時まで、会場は高槻現代劇場（阪急高槻市駅下車7分）です。

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-9-25 22:43:49 (1799 ヒット)

お知らせ : ９月２４日の公開講座

（お知らせに掲載予定がバラキン雑記に間違って掲載してしまいました。両方同じものですがこちらにも掲載します。）

第17回公開講座のご案内

ネットワーク情況・関西　代表者　表　三郎　
Ｅメール：sakatake2000@yahoo.co.jp 携帯：080-3139-7820（境）
　
　今年になって公開講座は「若者の労働環境」というテーマで、若者たちからの報告を聞くという形をとっています。すでに5回終わりました。今回は、その企画とは別の座談会です。ハイデガー座談会に始まり、3月にはレヴィナスを取り上げましたが、そのあとはデリダにしようとなっていました。それをいよいよ9月に実施することになりました。
　デリダについてはなかなか捉えどころのない思想家で、評価もまちまちですが、第一回目は『フッサール幾何学の起源』（青土社）の序説や『声と現象』（理想社、新訳はちくま学芸文庫）のフッサール批判を中心に、せいぜい『グラマトロジーについて』（現代思潮新社）まで位のデリダの思想について取り上げます。
榎原は今これらの著作について検討した論文の作成中ですが、いわゆるフランスの現象学者たちがなぜフッサールの思想に惹かれたのか、そこがまだよく理解できないのが現状です。この辺のところを議論の中心に出来ればと思っています。
『グラマトロジーについて』は従来第一部しか読んでいませんでしたが、猛暑で書くことが出来ないので仕方なく第二部ルソー論を読みましたが、なんとこちらの方がずっと分かりやすいことに気がつきました。これはルソーの『言語起源論』と『人間不平等起源論』の詳細な分析ですが、デリダは代補や差延をルソーの中に読み込んでいて、これらのデリダ特有の概念を理解するのに役立ちました。
代表の表によれば、デリダを数回続け、いずれはハイデガーについてもう一度やってみたいということでしたが、デリダの効用は、デリダを読めば、ハイデガーがスラスラ理解できるというものですので、これは非常によい計画だと思います。
ということでデリダについてのいろいろな話を皆さんに語ってもらいます。奮ってご参加ください。
　
日時　　2007年9月24日（月）午後1時から5時　終了後交流会
場所　　ひとまち交流館京都（バス停河原町正面東側）
テーマ　　　デリダについて語ろう
メンバー　　清　眞人さん（近畿大学教授）　仲正昌樹さん（金沢大学教授）
　　　表　三郎さん（ネットワーク情況）　榎原　均さん（office-ebara主宰）
参加費　カンパ制　（当NPO会員は無料です）
主催　　ネットワーク・情況関西　代表者　表三郎　事務局長　境毅
後援　　情況編集部　大下敦史
　　　　NPO法人ワーカーズ・コレクティブ・サポートセンター

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-8-24 21:02:22 (1946 ヒット)

お知らせ : ９月９日の文化知講座

９月９日（日）午後２時より岡本事務所にて文化知講座を行います。
今回はデリダの『グラマトロジー』を検討します。
この本は今まで第一部しか読んでいませんでしたが、この夏に第二部を読んでみたところ、こちらの方がずっと分かりやすいことが判明しました。第二部はルソーの『人間不平等起源論』と『言語起源論』についての詳しい研究ですが、なんとデリダはルソーに「代補」や「差延」といったデリダ自身の思想を読み込んでいるのです。
今回は文章化は無理だと思いますが、例によって長大な抜書きを検討します。なお、前回の講座で発表したデリダ論は『ASSB』１５巻３号に掲載しました。

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-8-24 20:54:08 (1679 ヒット)

お知らせ : 8月12日の文化知講座

8月12日(日)午後2時より文化知講座を行います。
場所は岡本事務所です。
テーマはデリダですが、『幾何学の起源序説』についての批評を書き終わり、『声と現象』の批評にこれから取り掛かるところです。フッサール『論理学研究』第二巻についてはその限界について簡単なテーゼにまとめてみました。これらの検討を行います。

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-7-23 17:02:54 (1399 ヒット)

お知らせ : 7月22日の公開講座

ネットワーク情況・関西第16回公開講座の協力団体が決まり次のような構想で進んでいますので報告しておきます。
まず、共生型経済推進フォーラムが共催団体に名乗りを上げてくれました。今年から、若者とフォーラムを繋ぐという問題意識でやってきましたが、今回で一応形となりました。
第二部のシンポジウムにはremoの櫻田さんに加えて、共生型経済推進フォーラムから、共同連の斉藤さん、近畿ろうきんの法橋さんに参加していただきます。
また案内のチラシも次のようにしています。ご意見があれば連絡ください。

新自由主義の破綻：ラテンアメリカ社会運動の最前線
７月２２日　廣瀬純講演会とシンポジウムin京都

主催：ネットワーク情況・関西　共催：共生型経済推進フォーラム
（連絡先）Ｅメール：sakatake2000@yahoo.co.jp 携帯：080-3139-7820（境）

廣瀬　純さんの著書『闘争の最小回路』のポイントは、ラテンアメリカでの新自由主義の行き詰まりの帰結として、最近ブラジル、ベネズエラ、ボリビアなどで反米左派政権が誕生していますが、政権に指導者を送り出した社会運動は、必ずしも政権になにか期待している訳ではないという実情があるという点です。廣瀬さんは、この点について多面的な視点から、具体的に論じておられます。
日本の場合、新しい社会運動は、まだ社会的に認知され、広範な戦線を形成するというところまではいっていません。社会的経済や社会的企業といったEUの社会運動に学んで、労働組合と協同組合とその他の非営利事業体との緩やかな連携を作り出そうという試みが始まったばかりです。しかしEUでも根強い新自由主義への動きがある中で、いわば新自由主義の後始末として登場しているラテンアメリカの社会運動の現状を知ることは緊急の課題だと思います。ふるってご参加ください。参加費はカンパ制です。

日時　　2007年7月22日（日）午後1時から5時　
場所　　ひとまち交流館京都（バス停河原町正面）
講師　　廣瀬　純さん（龍谷大学専任講師）

進行　　第一部　講演：廣瀬　純さん　「ラテンアメリカ社会運動の最前線」
　　　　第二部　シンポジウム　「日本の運動との接点を探る」
パネリスト　　廣瀬　純さん、表　三郎さん（ネットワーク情況・関西）
　　　　　　　櫻田和也さん（NPO法人remo）、法橋　聡さん・斉藤縣三さん（共生型経済推進フォーラム運営委員）　
司会　境　毅さん（共生型経済推進フォーラム運営委員）

　最近のラテンアメリカの社会運動について紹介した廣瀬　純さんの著書『闘争の最小回路』（人文書院）は会場で発売しています。

協力団体：　NPO法人remo、 NPO法人ニュースタート事務局関西、人文書院、　
NPO法人日本スローワーク協会、 NPO法人ワーカーズ・コレクティブ・サポートセンター

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-6-29 9:49:35 (1971 ヒット)

お知らせ : 7月8日の文化知講座

7月8日（日）午後2時からは文化知講座です。
場所は富田の岡本事務所です。
今回はデリダの３回目ですが、デリダのソシュール批判については、論文を書く予定です。あと取り上げるのは『哲学の余白』です。当面初期デリダの問題意識をつかむことに力点をおきます。

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-6-26 22:27:56 (1490 ヒット)

お知らせ : 第16回公開講座の協力団体募集

第16回公開講座を以下の要領で企画していますが、これをいろいろな団体の協力で、広く広報活動を出来るようにしたいと考えています。ご協力いただける団体は、1週間以内に次まで連絡ください。協力団体を記載した、もっと簡単なチラシを作ります。
sakatake2000@yahoo.co.jp

第16回公開講座のご案内（案）

ネットワーク情況・関西　代表者　表　三郎　
Ｅメール：sakatake2000@yahoo.co.jp 携帯：080-3139-7820（境）
　
NPO法人日本スローワーク協会と提携して実施している公開講座も早くも4回目となります。基本テーマは「若者の労働環境」ということで、継続していきますが、今回のテーマは「ラテンアメリカ社会運動の最前線と日本の運動との接点を探る」です。
先日remoで廣瀬さんのお話を聞く機会があり、今日の日本の若者の状況を捉え返すためにも、ぜひお招きしてじっくりとお話を伺いたいと思いました。著書『闘争の最小回路』のポイントは、ラテンアメリカで新自由主義の行き詰まりの帰結として、最近ブラジル、ベネズエラ、ボリビアなどで反米左派政権が誕生していますが、政権に指導者を送り出した社会運動は、必ずしも政権になにか期待している訳ではないという実情があるという点です。廣瀬さんは、この点について多面的な視点から、具体的に論じておられます。
日本の場合、新しい社会運動は、生活協同組合を母体とした「もうひとつの働き方」を目指した運動や、事業団が取り組んでいる労働者生産協同組合の運動がありますが、これらが社会的に認知され、広範な戦線を形成するというところまではいっていません。社会的経済や社会的企業といったEUの社会運動に学んで、労働組合と協同組合とその他の非営利事業体との緩やかな連携を作り出そうという試みが始まったばかりです。しかしEUでも根強い新自由主義への動きがある中で、いわば新自由主義の後始末として登場しているラテンアメリカの社会運動の現状を知ることは緊急の課題だと思います。会場に余裕がありますのでお誘いあわせてご参加ください。参加費はカンパ制です。

日時　　2007年7月22日（日）午後1時から5時　
場所　　ひとまち交流館京都（バス停河原町正面）
講師　　廣瀬　純さん（龍谷大学専任講師）
進行　　第一部　講演　「ラテンアメリカ社会運動の最前線」（案）
　　　　第二部　シンポジウム　「日本の運動との接点を探る」
パネリスト　　廣瀬　純さん、表　三郎さん（ネットワーク情況・関西）
境　毅さん（共生型経済推進フォーラム運営委員）
　最近のラテンアメリカの社会運動について紹介した『闘争の最小回路』（人文書院）の著者、廣瀬さんに講演していただき、引き続いて、3人のパネリストによるシンポジウムを行います。著書は会場で発売しています。

　以降もこのような形でいろいろな団体や諸個人とつながる形で講座を企画して行きたいと考えています。皆さんのご協力を期待しております。

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-6-1 21:56:18 (1523 ヒット)

お知らせ : 本の訂正

文化知講座に使うテクストは『エクリチュールと差異』ではなく『グラマトロジーについて』（現代思潮社新社）でした。ソシュールについて勉強するついでに、1998年に書いたソシュール論（このHPにも「言語論研究」というくくりで最近UPしました）を読み直してみました。問題意識としてはこのころが新鮮で、改めて文化知という問題意識の再確認をすることが出来ました。

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-6-1 21:48:07 (1580 ヒット)

お知らせ : 6月10日の文化知講座

資本論カフェは終了しました。まとまった数の参加者が集まれば再開します。
6月10日の文化知講座は午後2時から富田の事務所で行います。
この日からデリダを取り上げます。『エクリチュールと差異』（法大出版局）のソシュール批判を検討します。
ソシュールの第三回講義のノートが東大出版会から出ていますので、既刊のエディット・パルクのものと比較してみました。日本語としての読みやすさは前者の方ですが、、後者には基本的な用語には原語が付されていてこれは重宝します。
今東大出版会のものを半分くらい読んだところですが、デリダのソシュール批判は的外れのようです。デリダのレヴィナス批判も的はずれでしたが、デリダは的をはずしていろいろごたくを陳述することで人気を得ていたような気がします。

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-5-29 21:40:17 (1402 ヒット)

お知らせ : 旧サイトの閉鎖

あたらしいHPが出来て1年以上すぎましたので、旧サイトを閉鎖しました。

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-5-26 21:13:37 (1690 ヒット)

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