　　　パネリスト
　　　　　市民活動センター・神戸　　　実吉　　威さん
　　　　　都市生活地域復興センター　　池田　啓一さん
　　　　　管理職ユニオン　　　　　　　仲村　　実さん
　　　　　ニュースタート事務局関西　　西嶋　　彰さん
　　　　　STUDY UNION　　　　　　　　関　浩成さん
　　　主催
　　　　　地域経済研究会
　　　　　アソシエ21関西運営委員会
　　　　 STUDY UNION

　パネリスト5名から報告を受けた後、シンポジウムを行いました。時間の関係で、各報告は自己紹介から始まり、それぞれの団体の活動の概要にとどまりました。
　討論では、地域に働く場をつくっていくという問題についての議論がなされました。そこで明らかとなったのは、それぞれタイプが異なるということでした。
　市民活動センターのシンクタンク型、都市生活復興センターのワーカーズ・コレクティブ型、管理職ユニオンの仲村さんが個人的に展開している第一次産業復興型、ニュースタート事務局関西のニッチ産業型、スタディー・ユニオンのボランティア型、このような特徴が明らかになりました。
　それぞれタイプの異なる働く場づくりの試みがネットワークを形成することで、新しい動きをつくれるのではないか、という予感が感じられました。具体的な取組みは、今後の課題となりました。（参加者　15名）

■企画2．〈地域通貨の現状と可能性〉

　　　基調講演
　　　　　地域通貨おうみ委員会（おうみ）　山口　洋典さん
　　　ディスカッション
　　　　　地域通貨おうみ委員会（おうみ）　山口　洋典さん
　　　　　モモの家（モモ）　　　　　　　　ぎの　りえさん
　　　　　KYOTO LETS　　　　　　　　　　　上山　和樹さん
　　　　　東京大学　　　　　　　　　　　　いずみるいさん
　　　　　地域通貨流通促進委員会（カマ）　永橋　為介さん
　　　　　柳川フォーラム
　　　主催
　　　　　地域経済研究会
　　　　　KYOTO LETS

　地域通貨おうみ委員会の山口洋典さんから基調講演がなされたあと、パネルディスカッションに移りました。まずパネリスト4人からそれぞれの地域通貨についての想いを語っていただいたあと、討論、最後に東京大学のいずみるいさんにまとめていただきました。
　山口さんの基調講演は、地域通貨についてのバランスのとれたお話でした。各パネリストからの報告は、まだ実験段階か準備中というものでした。
　いずみさんのまとめによれば、地域通貨には、三つのタイプがあり、LETS型、お札発行型、手形型がそれで、それぞれ特徴があり、どれを採用するかについてはよく考えるべきだが、たとえ失敗したとしても失敗についてきちんと検討し議論できる場さえつくっておけば、成功といえるのではないか、ということでした。（参加者　50名）

■企画3．〈2010年日本のエネルギー問題〉

　　　講演
　　　　　市民エネルギー研究所　　　小泉　好延さん
　　　シンポジウムパネリスト
　　　　　京大教授　　　　　　　　　石田　紀郎さん
　　　　　京大原子炉実験所助手　　　小林　圭二さん
　　　　　市民エネルギー研究所　　　小泉　好延さん
　　　　　　　　　　　　　　　　　　他
　　　主催
　　　　　地域経済研究会
　　　　「廃原発にむけての提言」作成プロジェクト

　小泉好延さんの講演のあと討論に移りました。小泉さんのお話は、ソフトを用意してあるので、皆さん方でもエネルギー問題についての将来予測のシュミレーションは出来ますよ、ということで、シュミレーションのやり方も含めた実践的なものでした。
　討論では、何故日本だけ原発推進なのか、エネルギー問題を何のために議論しているのか、等の質問が出され、パネリストから回答がありました。
　「廃原発にむけての提言」作成プロジェクトでは、第1回シンポジウム報告を冊子にまとめましたが、今回も記録を別途作成します。
　なお、第1回シンポジウム報告は、1部 500円（含カンパ）です。購入希望の方は、
　　郵便振替番号　01060－6－77328
　　口座名　協同組合運動研究会　宛て代金を送って下さい。送料は当方負担です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（参加者　25名）

■企画4．〈大学生の不登校を考える〉

　　　基調講演
　　　　　NPO法人ニュースタート事務局代表　二神　能基さん
　　　討論
　　　　　ニュースタート事務局関西　　　西嶋　彰さん
　　　　　トランスダンサー　　　　　　　袋坂ヤスオさん
　　　　　京都大学大学院生　　　　　　　橘　知之さん
　　　　　STUDY UNION 　　　　　　　　　上山　和樹さん
　　　主催
　　　　　地域経済研究会
　　　　　ニュースタート事務局関西

　二神さんの講演のあと、討論に移りました。大学の教室で行われ、しかも、パネリストが3人出たことで、いつもの親の会の例会とは違ったものとなり、原理的なことをめぐっての討論となりました。この日の討論内容については、いずれニュースタート事務局関西の方からのまとめがあると思います。（参加者　60名）

■総評

　11月祭期間中に大学で企画を組みましたが、市民は大学に来にくいということと、問題意識のある学生は自分たちで何らかの企画を持っているということで、予想よりも参加者が少なくなってしまいました。パネリストの皆さんにはお詫び申し上げます。
　しかし、大学で実施したことで、学生の皆さんとの協働のあり方、その他、今後のアソシエ21の活動にとって意味のある広がりが出来たと考えています。

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Author: admin Published: 2006/1/5 Read 2636 times