３月のスピノザ研究会は、ネグリ京大講演に勝手に合流します。講演の詳細は以下の通りです。

人文研アカデミー　アントニオ・ネグリ講演「知識労働とプレカリアート」

　京都大学人文科学研究所では、アントニオ・ネグリ氏の来日に際して、時計台百周年記念ホールで講演会を開催いたします。マイケル・ハートとの共著『＜帝国＞』や『マルチチュード』において、グローバル化する世界情勢のただなかに新たな社会運動の主体の生成を見きわめ、現在世界的にもっとも注目されるこの哲学者の関西圏で唯一の講演会に、多くの方々の御来場をお待ちしております。

アントニオ・ネグリからのメッセージ
Copyright David Balicki
著作権代理　株式会社フランス著作権事務所

　「私は今回初めて日本を訪問できることを大変幸せに思っており、その意志と忍耐と好奇心によって、この出会いを可能にしてくれたすべての方々に感謝します。ある思考の豊穣さが、それが現実や違和感や齟齬に直面する際に受け入れるリスクによって測られるほかないのだとすれば、そしてまた、その思考の誠実さが、それが放棄することのできる確実性に応じて評価されるほかないのだとすれば、出会いと旅ほど、思索を前進させるものはありません。まさに私はそのように私たちの来るべき対話を構想しているのです。なぜなら、諸々の差異から出発して共通のものをゆっくりと構築してゆくことこそ、私が求めているものなのですから。」

日時 2008年3月25日（火曜日）　18時00分〜20時30分（開場17時30分）
場所京都大学百周年時計台記念館　百周年記念ホール
演題アントニオ・ネグリ『知識労働とプレカリアート』
（講演イタリア語・日本語逐次通訳あり）

コメンテーター：市田良彦　神戸大学教授
司会：王寺賢太　京都大学准教授
定員 500名
聴講無料・事前申し込み不要
主催京都大学人文科学研究所
共催財団法人　国際文化会館
協力日本航空＜JAL＞
問い合わせ先京都大学人文科学研究所　総務掛
　Tel： 075-753-6902
　E-mail： z-academy の後に @zinbun.kyoto-u.ac.jp をつけて下さい
　部局URL： http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/

投稿者： ebara 投稿日時： 2008-3-16 22:53:10 (1991 ヒット)

お知らせ : ネグリ来日講演のご案内

『帝国』で名を売ったアントニオ・ネグリが来日します。
『情況』誌で予告されている講演日程をお知らせしておきます。

１）「＜知識人＞は、今なお可能か」
司会　姜　尚中
日時：3月22日　午後6時〜9時
場所：国際文化会館（東京）
費用：一般1500円、学生1000円
主催：財団法人国際文化会館

２）京大講演
日時：3月25日　午後5時30分〜8時30分
場所：京大創立100周年ホール
主催：京大人文科学研究所

３）東大講演
日時：3月29日　午後1時〜4時
場所：東大安田講堂
主催：東大情報学環・学際情報学府

４）「マルチチュード芸術祭参加」
日時：3月30日　午前10時〜午後7時
場所：東京藝術大学
主催：東京芸大美術学部先端芸術表現科

投稿者： ebara 投稿日時： 2008-2-23 21:04:42 (1961 ヒット)

お知らせ : 1月27日の公開講座

第20回公開講座のご案内

ネットワーク情況・関西　代表者　表　三郎　
Ｅメール：sakatake2000@yahoo.co.jp 携帯：080-3139-7820（境）
　
　2007年度の公開講座は「若者の労働環境」というテーマで、若者たちからの報告を聞くという形をとり、5回実施しました。最初の頃は若者の大変さに世論もあまり注目はしていなかったのですが、朝日新聞が元旦からロストジェネレーションの特集を組んだり、また雨宮処凛が『生きさせろ』を出版したりで、世論形成に成功したようです。そして公開講座のほうは、11月にスロータウン富田設立発起人会を発足させることで、一応の使命を果たせたのではないかと考えています。
　さて、2008年にはネグリの來日が予定されていて、帝国やマルティチュードについての議論が再現されそうです。帝国論については最近ハーヴェイの『新自由主義』（作品社）が出て、ネグリ、ハートの議論に批判的ですが、1月の公開講座は、ネグリに対して批判的なフランスの哲学者ランシエールについて、著書『ランシエール　新＜音楽の哲学＞』（白水社）を上梓されたばかりの市田良彦さんに、縦横に語っていただきます。
　ランシエールについては邦訳も少なく、アルチュセールの『資本論を読む』の共著者として名前を連ねているという認識でしたが、ネットで検索してみると、ランシエールの芸術論は、「感覚可能なもの」と「感覚不可能なもの」との境界を動揺させ、そこに新たな境界を引きなおす、と語られていたり、芸術を通しての「感覚可能なもの」の再配置が、そのまま政治における「不和」への開けと結びついている、という考え方を持った哲学者として紹介されています。
　市田さんは、ご著書をランシエールのアルチュセール批判から始めておられますが、そこではカウッキー主義に見られるインテリ主導の党組織論と、これに対抗する大衆の自立論をともに退けるランシエールの政治的境地が披瀝されています。座談会でハイデガーやレヴィナスやデリダを取り上げてきましたが、これらとは異なる布置に位置する星の探策が今回の課題です。奮ってご参加ください。
　
日時　　　2008年1月27日（日）午後1時から5時　終了後交流会
場所　　　京大会館
テーマ　　　ランシエールの政治性
講師　　　市田良彦（神戸大学教授）
参加費　　カンパ制　（当NPO会員は無料です）
主催　　　ネットワーク・情況関西　代表者　表三郎　事務局長　境毅
後援　　　情況編集部　大下敦史
　　　　　NPO法人ワーカーズ・コレクティブ・サポートセンター

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-12-26 10:04:47 (1992 ヒット)

お知らせ : 文化知講座から信用論研究会へ

1年間実施してきた文化知講座を08年からは信用論研究会に模様替えします。12月に予定していたデリダの『マルクスの亡霊たち』の研究も延期です。信用論研究会の準備としてハーヴェイの『新自由主義』の研究を12月16日にやりますが、そのときに信用論研究会の大まかなプランを作る予定です。

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-12-9 22:18:41 (1573 ヒット)

お知らせ : 11月25日の公開講座

11月25日（日）の公開講座の案内です。なお公開講座の前の午前10時から12時まではスピノザ研究会で、表さんのアンリのマルクス論についての報告があります。

第19回公開講座のご案内

ネットワーク情況・関西　代表者　表　三郎
連絡先　Eメール：sakatake2000@yahoo.co.jp　携帯080-3139−7820（境）

日時　　　　11月25日（日）午後1時から5時
場所　　　　高槻総合市民交流センター（JR高槻駅下車1分）
テーマ　　　スロータウン富田のイメージを探る

全体の構想
＊　記念講演　　人間とは何か　マルクスとアンリを手掛かりに
講師　表　三郎さん（駿台予備校教諭）
基調提起とパネルディスカッション
＊　基調提起　　
１）市場と地域　　　　　　　　　　　　講師　境　毅さん（スローワーク協会理事）
　従来の福祉国家の下での地域とは一変しつつある今日の地域について、新自由主義やグローバリゼーションとのかかわりで解明します。
２）ぷくぷく福祉会の地域づくり　　　　講師　馬垣安芳さん（ぷくぷく福祉会）　
　吹田市で80年代に障害者の共働作業所を開き、以降地域に活動拠点をドンドン増やしていっているぷくぷく福祉会の活動についてお話していただきます。
＊　パネルディスカッション
　基調提起を受けて、下記のパネリストに加わっていただいて討論します。
パネリスト　西嶋　彰さん（ニュースタート事務局関西代表）スロータウン富田への期待
　　　　　　宮地　剛さん（スローワーク協会代表理事）　富田での地域づくりについて
　　　　　　物江克男さん（光愛病院前事務長）　精神障害者の住みよいまちづくり
　　　　　　戸梶博夫さん（会社経営）地域の事業家の視点から
進行　　　　1時から2時　　　　記念講演
　　　　　　2時から3時　　　　基調提起（30分ずつ）
　　　　　　3時10分から5時　パネルディスカッション
各パネリスト、20分以内での報告。
　　　　　　　　　　　　　　　　討論

主催　　　　ネットワーク情況・関西
　　　　　　NPO法人日本スローワーク協会　　
　　　　　　NPO法人ワーカーズ・コレクティブ・サポートセンター
後援　　　　NPO法人ニュースタート事務局関西

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-11-11 21:01:43 (2096 ヒット)

お知らせ : NPOメッセin関西HPへのアクセス

前の記事でのHPのUSLに余計な文字が入ってしまってアクセス不能となっています。
次にアクセスしてください。
http://www.jnpoc.ne.jp/event/messe/

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-11-7 18:32:47 (1402 ヒット)

お知らせ : グラミン銀行講演、NPOメッセin関西

12月1・2・3日に大阪経済大学でNPOメッセがあります。
1日は午後1時より、グラミン銀行副総支配人ウマイ・クルスムさんの講演があります。これは無料ですが、2・3日は有料です。全体を紹介するにはすごくスペースが要りますので、日本NPOセンターのニュースリリースを以下に貼り付けておきます。興味のある方は直接HPにアクセスしてください。

「全国のＮＰＯが一堂に会す」ＮＰＯメッセin関西　参加者募集掲載のお願い（ニュースリリース）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日本NPOセンター

拝啓晩秋の候、貴殿におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。日ごろより当団体にご理解･ご協力をいただきありがとうございます。
さて、このたび、日本ＮＰＯセンター・近畿ろうきん・ＮＰＯメッセin関西実行委員会では、三者協働のもと、下記のとおり、「ＮＰＯメッセin関西２００７」を開催する運びとなりました。
報道機関のみなさまには、ぜひ趣旨をご理解いただき、参加者募集に関しまして、貴誌への掲載をご検討いただけましたら幸いです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具

　　　　　　　　　　記

日　　時：２００７年１２月１・２・３（土・日・月）
場　　所：大阪経済大学・70周年記念館（大阪府大阪市）
主　　催：近畿労働金庫・特定非営利活動法人　日本ＮＰＯセンター・ＮＰＯメッセin関西2007実行委員会（関西の主なＮＰＯ支援組織により編成）
参加者総数：約５００名を予定(12月1日プログラム、12月2日、3日はそれぞれ250名程度)
参加対象：ＮＰＯや社会的金融に関心のある方ならどなたでも
特　　徴：「社会的金融フォーラム(12/1)」と「市民活動フォーラム（12/1,2）」の二本立
・ノーベル平和賞受賞のグラミン銀行副総裁の記念講演
・メインテーマ「分野、セクター、国境を超え、社会デザインの可能性を探る」
・韓国、中国からも市民活動専門家を招聘。全国から46名の講師
・市民視点による多彩なテーマによる、セミナーや分科会が全部で１２
・ＮＰＯバンク、多重債務、中国の市民活動、児童労働とアドボカシー、障害者自立支援法の課題やＮＰＯ支援センターの課題など、社会が抱えている課題にＮＰＯが未来の可能性を議論する

※ 詳細に関しましては、http://www.jnpoc.ne.jp/event/messe/をご覧いただけましたら幸いです。

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-11-7 18:22:36 (1485 ヒット)

お知らせ : 11月11日の文化知講座

今回は急遽ハーヴェイ『新自由主義』（作品社）を取り上げます。これはなかなかの力作です。
予定していたプラトンのイデア論は、延期します。
12月、1月は、デリダの『マルクスの亡霊たち』（藤原書店）を取り上げる予定です。
11月11日（日）午後2時より、岡本事務所（高槻市富田）にて。

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-10-22 22:50:39 (1711 ヒット)

お知らせ : １０月１４日の公開講座

１０月１４日の公開講座は、高槻市で実施することになっています。詳細がやっと決まりました。

第18回公開講座のご案内

ネットワーク情況・関西　代表者　表　三郎　
Ｅメール：sakatake2000@yahoo.co.jp 携帯：080-3139-7820（境）

今回は杉村さんの新訳で出版された、ガタリ・ネグリ『自由の新たな空間』（世界書院）と白井　聡さんの『未完のレーニン』（講談社メチエ）の刊行記念シンポジウムです。
第一部では、まず訳者の杉村昌昭さんから「ガタリの思想と実践、その意義」といったテーマで基調講演していただきます。ついで市田良彦さんから「ネグリの思想と実践、その意義」について話していただき『自由の新たな空間』についての紹介をおこないます。さらに現在交渉中ですが、崎山政毅さんに「自由の新たな空間を再読する意味」について語っていただきます。
第二部はまず、白井　聡さんに「レーニン論と自由の新たな空間」で、『未完のレーニン』との繋がりをつけていただき、榎原　均さんに「何をなすべきか・補論」という形で白井さんの論に問題提起をしていただき、最後に表　三郎さんに「集合的意志と共同主観性」ということで新たな問題提起をしていただきます。
『自由の新たな空間』は、ガタリとネグリの共著で、1985年に出版され、一度翻訳もされています。内容は1968年の「革命」以来解き放たれた新たな社会運動の路線を作り出そうとするもので、訳者の杉村さんによれば、20年後の今日でもそのアクチュアリティーを失っていないものです。
『未完のレーニン』は、『何をなすべきか』と『国家と革命』を取り上げて、リアルなものとレーニンという視角から迫った好著で、前者にはフロイトの無意識論、後者には力の思想という観点から、レーニンの実像に迫る試みです。
めったに聞けない面白いお話しとなると思われます。奮ってご参加ください。
　　　　
日時；　２００７年１０月１４日（日）　１３時〜１７時（終了後交流会）
場所；　高槻総合市民交流センター（ＪＲ高槻駅下車１分）
テーマ　『自由の新たな空間』『未完のレーニン』刊行によせて
メンバー　杉村昌昭さん（龍谷大学教員）、市田良彦さん（神戸大学教員）、崎山正毅さん（立命館大学教員）、表　三郎さん（駿台予備校教諭）、白井　聡さん（神奈川大学教員）、榎原　均さん（office−ebara主宰）
　　　　司会　伊吹浩一さん（情況編集部）
　　参加費；カンパ制
　　
主催；ネットワーク情況・関西、情況出版、世界書院
後援；ワーカーズ・コレクティブ・サポートセンター

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-9-29 19:37:31 (1775 ヒット)

お知らせ : 10月14日のシンポジウム

世界書院から、ガタリ・ネグりの『自由の新たな空間』の杉村さんによる新訳が出版され、その記念シンポジウムが関西で行われます。チラシを東京で作るということでしたのでそれを待っていましたが、今週末になるということで、とりあえずの告知をしておきます。
『自由の新たな空間』を巡って。講師：杉村昌昭、パネリスト：市田良彦、崎山政毅、白井聡、表三郎、榎原均、他。
これは面白いものになると思います。予定を空けておいてください。
日時　10月14日（日）午後1時から6時
場所　高槻総合市民交流センター（JR高槻駅下車、徒歩1分。改札を右側へ出てすぐ左側の階段を下りて）その先。
参加費　カンパ制。

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-9-26 22:29:40 (1612 ヒット)

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