office-ebara

第14回公開講座のご案内

　　　　　　　ネットワーク情況・関西　代表者　表　三郎　
Ｅメール：sakatake2000@yahoo.co.jp 携帯：080-3139-7820（境）
　
　今年になって公開講座は「若者の労働環境」というテーマで、若者たちからの報告を聞くという形をとっています。すでに2回終わりました。ところでもともと3月ころに予定していたレヴィナス座談会ですが、皆さんの都合で4月実施となりました。ハイデガー座談会と同じメンバーで今度はレヴィナスに取り組みます。
　レヴィナスは倫理の哲学者として今脚光を浴びています。殆どの本が翻訳されていますし、レヴィナスに関して論じた本も10冊は超える状況です。しかしレヴィナスの思想を文化知の萌芽として捉える試みは未だなされていません。今回の座談会では、この試みに可能性があるのかどうかということを論点の一つにする予定です。
　レヴィナスの多くの本のうち『全体性と無限』（国文社）『存在の彼方へ』（講談社学術文庫）『外の主体』（みすず書房）の三冊を取り上げます。
　テーマについてですが、レヴィナスは存在論の外へ赴くことで倫理的関係の解明をなそうとしました。しかしもっと外には社会関係の解明があるのではないでしょうか。レヴィナス流に言えば、社会は人間の意識には痕跡としてしか捉えられません。倫理的関係の外に出れば社会関係に直面し、商品や貨幣といったマルクスの分析と接合していくのではないでしょうか。担当者の一人として、このような発想を盛り込んでみたいと考えています。奮ってご参加ください。（文責榎原）
　

日時　　2007年4月29日（日）午後1時から5時　終了後交流会
場所　　ひとまち交流館京都（バス停河原町正面東側）
テーマ　　　レヴィナスから外へ
メンバー　　清　眞人さん（近畿大学教授）　仲正昌樹さん（金沢大学教授）
　　　表　三郎さん（ネットワーク情況）　榎原　均さん（office-ebara主宰）
参加費　カンパ制　（当NPO会員は無料です）
主催　　ネットワーク・情況関西　代表者　表三郎　事務局長　境毅
後援　　情況編集部　大下敦史
　　　　NPO法人ワーカーズ・コレクティブ・サポートセンター

投稿者： ebara 投稿日時： 2007-4-9 21:02:29 (1864 ヒット)