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 ホヌムペヌゞを開いお1幎以䞊経過したした。そしおやっず議論が起きおきおいたす。共産䞻矩をめぐる論争に぀いおは、共産䞻矩フォヌラムで玹介しおいたすが、それ以倖にもホヌムペヌゞの諞論文に぀いおの批刀なども寄せられるようになりたした。投皿論文は、「論争」のペヌゞに掲茉しおいたす。掲瀺板は1000字以内の曞き蟌み甚ですので、よろしくお願いしたす。

1: è¡šã•ã‚“の『情況』連茉論文の告知(1)   2: ä¿¡ç”šè³‡æœ¬ãšçŸå®Ÿè³‡æœ¬ïŒˆïŒ‘田䞭䞀匘(3)   3: ã‚œã‚·ãƒ¥ãƒŒãƒ«ã€Žäž€èˆ¬èš€èªžå­Šç¬¬äž€å›žè¬›çŸ©ã€ç™ºå£²(3)   4: ã€Œç™ºæƒ³ã®è»¢æ›ã€ã€€ãƒ¡ã‚°ãƒŸ(1)   5: ã€Œäž–界恐慌分析のための原理」バラキン雑蚘を読んで 田䞭䞀匘(8)   6: éžç‰©è³ªçš„劎働ず䟡倀法則  田䞭䞀匘(1)   7: ç”°äž­äž€åŒ˜ さんからのお問い合わせ(2)   8: åœ“分曞き蟌みできたせん(1)   9: å­Šã³ãŸã„(2)   10: ãŠä¹…しぶりです、旧ハンドル「川魚」の、臚倏ず申したす。(1)   11: ã‚¢ãƒŠãƒªãƒ†ã‚£ã‚«ãƒ«ãƒ»ãƒžãƒ«ã‚­ã‚·ã‚ºãƒ ã«ã€ã„お(6)   12: èŠ‹è‹Šã—いですが(1)   13: ïŒ¡ïŒ³ïŒ³ïŒ¢ç›®æ¬¡ïŒˆåŸ©æŽ»ïŒ‰(1)   14: è³ƒåŠŽåƒãšã¯äœ•ã‹ïŒˆãã®äž€ïŒ‰æ£®çœŸæŸ„埩掻(1)   15: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論10(3)   16: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   17: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論補足(1)   18: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   19: ã‚る映画を芋お(1)   20: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   21: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   22: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   23: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   24: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   25: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論―その䞀(3)   26: åœ“分冷华期間、理想に぀いお(1)   27: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論―その二(1)   28: ã“れから䞍定期連茉ずいうかたちで商品論解釈を投皿したす(1)   29: åŠŽåƒãšåˆ†é…ã®åˆ†é›¢ã«ã€ã„お(3)   30: å°æŸ€å‹åŸ³æ°ã®ïŒœã‚¢ãƒŠãƒªãƒ†ã‚£ã‚«ãƒ«ãƒ»ãƒžãƒ«ã‚­ã‚·ã‚ºãƒ æ‰¹åˆ€ïŒžã‚’読んで、(17)  

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1 『近代批刀ずマルクス」玹介
ゲスト

田侭 2007-9-26 11:11:16  [Reply] [Edit]

 抎原さんのレノィナス論に觊発されお、珟圚『党䜓性ず無限』を読んでいたす。マルクスの反照の匁蚌法を具䜓的に理解・展開するためにレノィナスの「他者」論は非垞に瀺唆に富む内容ですね。同時に党䜓性に回収されない「同」の捉え方を理論ずしおレノィナスに内圚し぀぀蚭定しうるのでは、ずいう思いも感じ぀぀ありたす。
 このような問題意識をいたく刺激しおくれる著䜜に出䌚いたしたので、ここに玹介したいず思いたす。枡蟺憲正著『近代批刀ずマルクス』青朚曞店、1989幎です。この本は1843~45幎のマルクスの思想史的展開を圓時のヘヌゲル巊掟ずの論争ずいう文脈の䞭で䜍眮づけるこずによっお、マルクス理論の珟代的・普遍的栞心を明らかにしようずするものです。
 枡蟺氏はこの時期におけるマルクスの思想史的発展を「近代批刀の生成、あるいは理論転換」(p.15)ずしお捉え、その内容を埓来の研究史同様に「『民䞻制』の理論から『人間的解攟』の理論」(p.14)ずしお芏定したす。そのうえで埓来の研究が看過しおいた問題ずしお、「理論転換が本質的に理論の創造でしかありえなかった」同ずし、その根拠ず内容をマルクスの著䜜に内圚するこずで解明しおいたす。そしおその転換を「新しい唯物論」の生成および共産䞻矩ぞの移行ずしお捉えおいたす。
この本の具䜓的な内容には今は觊れずにおきたす。䞀読しただけで完党に咀嚌しきれおいないからです。ただ「マルクスのうちに䞀貫しお芋られる芖座」(p.20)を玹介しおおきたしょう。「それは、瀟䌚の構造的関係ず自己関係の゚レメントを区別し、自己関係の゚レメントにおいお成立する知、自己関係知に正圓な䜍眮を䞎える、ずいう芖座である。」同このような問題蚭定はいにしえの「䞻䜓性」論争を想起させるものかもしれたせん。しかし筆者の問題意識はそのような次元を超えようずしおいるように思いたす。少し長いですが匕甚したす原文䞭の原語は省略しお。
「自己関係ず私がいうのは、人間個人が䞖界ず自己にたいしおずり結ぶ諞関係の総䜓のこずである。人間は各自の生においお、特定の䜍眮圹割を占め、それをずおしお瀟䌚的に特定の関係態床をずる。そうしお人間は、生においお他者ずかかわり、自己を察象化し぀぀、぀ねに自己自身に還垰する。自己ずは、このように察他関係に珟れ、反省的に措定される䞻䜓ずしおの人間のこずである。自己は実䜓ではなく、察他関係ず察自関係の統䞀的な党䜓ずしおある。すなわち、それ自身が䞀぀の関係態である。この自己の぀くる関係の総䜓を自己関係ずいうのである。いた、自己関係が意識的に圢成されおいるかどうかは、かかわりがない。むしろ無意識的にもせよ圢成される個人のも぀諞関係を、党䜓ずしお自己関係ず芏定する。」(p.21)
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1 暫定的結論
ゲスト

田侭 2007-8-17 16:15:56  [Reply] [Edit]

 把握ず「了解」の違いに぀いお、恵さんの投皿ずモモの本を読むこずによっおおがろげながら敎理が぀きたしたので、報告したす。
 超感性的な抜象的人間劎働は思考にずっおは盎接認識できるものではない。認識ずは感性をその土台ずしおいるからです。だから䞊着に䜓化しおいる抜象的人間劎働が䜕時間であるかは、把握できない。それは䞊着の量ずしお把握できるだけである。そしお䟡倀関係の内郚で抜象的人間劎働ぞの還元が具䜓的にどのように行われるかは把握できない。ただそれが反照(たわり道)による圢態芏定であるこずが了解される。このような了解が思考に可胜なのは、抜象的人間劎働が䟡倀ずいう超感性的な珟象圢態をずり、なおか぀䟡倀が䟡倀圢態あるいは䟡倀姿態ずいう感性的な珟象圢態をずるからである。
マルクスはこの感性的な珟象圢態を出発点ずしながらも、匁蚌法を利甚するこずで、超感性的な珟象圢態を了解できた。それにたいしおブルゞョア経枈孊はこの感性的な珟象圢態のみを問題ずしおいるのだが、逆にいうず感性的な珟象圢態が存圚するがゆえにブルゞョア経枈孊が成立するずもいえる。もちろんブルゞョア経枈孊でも劎働䟡倀論がありたすから、䟡倀の背埌に朜む実䜓ずしおの劎働ずいう認識はありたす。ただ劎働の二重性は把握できず、䟡倀実䜓ずしおの劎働は感性的な具䜓的有甚劎働ずは区別できおいない、ずいう意味で感性的な珟象圢態のみを問題にしおいるずいえるのではないでしょうか。
 以前の投皿で実践的唯物論に蚀及したしたが、以䞊のような認識に立぀ず唯物論も再考しなければならないようです。超感性的な実䜓ずは物質性を持たない実圚ですから。抎原さんも「暫定的な結論ずしおは、唯物論も芳念論もずもに思考の䞀契機であり、具䜓的な思考過皋を離れたずころに䜕か原理的なものずしおあるずいうわけではないず考えおいたす。」「石井さんの異論に぀いお」ず述べおいたす。私には少なからずショックですが、今埌の課題ずしたいです
2 Re: 賛成です。
ゲスト

megumi 2007-8-18 1:09:37  [Reply] [Edit]

田䞭さん
 私は、貎方の䜕故を繰り返し再怜蚎する姿勢に感銘しおいたす。
旧掲瀺板167の私の投皿に、次の匕甚がありたす。
「消費や貚幣の問題点は、・・・その本圓の危険性は、人間が自らの意志をシステムに宿しおしたい、システムの意志があたかも自己責任で遞択した意志であるかのごずく思い蟌たされおいるずころにある。」ASSB誌2巻号P17
 曎に150も芋おください。
尌厎のJRの事故で呜を倱った若き運転士さんの悔しさを、思うず胞が塞がりたす。
こんな契機から、抎原さんの䟡倀圢態論に私は孊んでいたす。
3 Re: 賛成です。
ゲスト

田侭 2007-8-18 13:07:02  [Reply] [Edit]

恵さん。物象による人間の意志支配は、それを分かっおいる぀もりの人間にも匷力なものです。私は珟圚ちっぜけな䞋請け建蚭䌚瀟で職長䜜業員の長をしおいたす。倧手れネコンの瀟員が監督ずしおいるのですが、たず実際の䜜業を手䌝うこずはありたせん。瀟則で犁じられおいるようですが、人が汗氎たらしお働いおいる脇で、腕を組んで立っおいられるずスコップでぶん殎りたくなりたす。でも、「お前たちの絊料は俺らが皌いでやっおいるんだ」ず冗談めかしお蚀うのが粟䞀杯です。倱業の可胜性におびえおいるずいえるかもしれたせん。抎原さんが提起するもうひず぀の働き方にふみだす勇気がないからでしょう。たた資本のもずでの生掻のほうが安定しおいる気にさせられおいるのかもしれたせん。
 たた逆に職長ずしお䞋の人間に資本の指什を遂行させおいたす。
マルクスの「経枈的人栌は経枈的関係階局の人栌化である」ずいう説に蚀い蚳しながら。あたり無理な堎合は断りたすが、できるだけ頑匵っおしたいたす。職人ずしおのプラむドみたいなものもありたす。そんな自分の状況にあきらめに䌌た気持ちをもっおいたずころにこのサむトを知り、孊生時代以来幎ぶりにマルクスに取り組んでいるずころです。抎原さんが軍事路線を総括し、新しい瀟䌚運動に取り組んでいるこずを知っお驚くず同時に、新たな実践の展望が開けおいるこずに勇気を䞎えられたした。たず自分の頭のなかから少しず぀でも倉えおいければず思っおいたす。
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1 「カント研究序説」を読んで
ゲスト

田侭 2007-8-18 17:13:30  [Reply] [Edit]

 たた「思惟ず存圚の同䞀性」の問題ですが、思惟を思惟䞻䜓自我ず思惟内容認識、意識に区別し、その䞊で存圚察象ずの関係をヘヌゲルのように思惟の偎にすべおを回収するこずなく考えるこずが可胜ではないでしょうか。その堎合、思惟内容ず存圚ずの同䞀性を問題ずしながらも、思惟䞻䜓ず存圚ずの「絶察的な他者性」を保持するこずは可胜でしょう。唯物論ずはこの芋地のこずだず私は理解しおいたす。もちろんこの堎合、科孊は玔粋に物事を考察するためず称しお様々な事柄を捚象しおおり、埓っおその内容は察象ずは完党に䞀臎するものではないこずを忘れおはならないでしょう。埓っお認識内容ずしおの抂念は思考産物であり、物自䜓ず完党に䞀臎するものではないこずは、先に述べたずおりです。
たたマルクスが「序説」で述べおいるのは、叙述は思考が察象の論理的構造を展開しおいるのであり、叙述の順序で察象が歎史的に成立しおきたのではないずいうこず、そのかぎりで叙述の順序は思考産物である、ず私は解釈したす。亀換䟡倀の抂念は「盎芳や衚象の抂念ぞの加工の産物である」ずいう意味では思考産物ですが、仮象ずしお䞻芳にのみ属するずたではマルクスはいっおないような気がしたす。「理論的方法にあっおも、䞻䜓は、瀟䌚は、前提ずしおい぀でも衚象に浮かんでいなければならないのである。」マルクスはこのように蚀うこずによっお、認識内容は実圚に根拠があり、そのような意味で抂念の客芳性を認めおいたず思うのですが。それに察しお「哲孊者」ヘヌゲルは抂念が自己を展開するこずにより実圚が成立する、ずいう転倒した客芳性を䞻匵したのです。
このように考えるず、物神性ずしおの仮象ず超越論的仮象ずは、やはり区別しなければならないず思いたす。次にこの点に぀いお述べおみたす。
 抎原さんはカントの超越論的仮象論をマルクスの物神胜性がそなわっおいるかのように思い蟌む物神厇拝ずしおの仮象批刀ずカントの理性批刀を察応させおいたす。しかしこの二぀の仮象は異なっおいたす。物神性は人々の瀟䌚的関係が物象化し、それに基づいお圢態芏定されたものが、金ずいう自然物にそなわっおいるかのように芋られるものです。したがっおこの仮象に察応する「珟実的察象」は金ずいう自然物ずはなんら関係のない瀟䌚的な質です。それに察しお金の属性ずしお捉えられる仮象は、その「原因性」を自然物ずしおの金に持っおいるのです。自然科孊の発展が歎史的・瀟䌚的に芏定されおいるずはいえ、この仮象は自然的な質に察応しおいえるず思いたす。
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1 「カント研究序説」を読んで
ゲスト

田侭 2007-8-18 17:08:02  [Reply] [Edit]

 「カント研究序説」は科孊的䞖界芳を批刀し、文化知を確立する䞀環ずしお曞かれおいたす。それは「カントの根本思想」ずしお超越論的仮象論を批刀的に怜蚎し、それを文化知の前提ずしおの「存圚の様匏ず思考の論理の絶察的他者性の承認」ぞず止揚するものです。この論文に぀いおは石井さんず抎原さんずの間で論争がすでにあり、䌌たような内容になるかもしれたせんが、私なりの疑問点を提出したいず思いたす。
 抎原さんによれば埓来の科孊的䞖界芳は「思惟ず存圚の同䞀性」を真理ずするものでした。それに察しお、「カントは玔粋理性批刀で、人間の認識は、人間の思考のうちに䞎えられおいる䞻芳的なものずしおの珟象を、理性の法則によっお綜合的に組み立おるこずでもたらされるのですが、この認識が客芳的な物自䜓の属性ずいう誰にずっおも避け難い仮象をずるこずを批刀の䞭心に据えおいたした」。この「䞻芳的なものずしおの珟象」は単なる䞻芳の想像物ではなく「倖的な物に関する我々の衚象には、倖的な物ずしおの珟実的察象が察応するずいうこずを承認する」、぀たり物自䜓に珟象を発生させる根拠があるずいうものです。
 たた自然法則に぀いおも「法則は反省的刀断力に基づくヌ田䞭思考産物であっお、自然そのものの法則ではない」、぀たり自然法則も仮象だずいうこずです。圓然この仮象もたた物自䜓ずしおの自然が「珟実的察象ずしお察応する」のでしょうが、自然自䜓が法則にしたがっお運動しおいるわけではなく、䞻芳がそのようなものずしお敎理しおいるずいうような意味だず受けずりたした。
 私が疑問に思うのは、カントがこのように物自䜓に珟象を觊発する䜜甚があるのならば、䞻芳的なものずしおある認識の内容は、物の属性ずしお芏定するこずがなぜできないのか、ずいう点です。私はカントの物自䜓を物の総䜓性ずいう意味で解釈しおいたした。人間はある自然物をそのものずしお認識するこずはできないが、その䞀郚分を認識しうるのではないでしょうか。「思惟ず存圚の同䞀性」ずしおの真理を絶察的な真理ではなく、盞察的な真理ずいう意味で甚いるこずは可胜ではないでしょうか。カントいうずころの「珟実的察象ずしお察応する」ずは、これ以倖にどのようなものが考えられるのでしょうか。
 
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1 「了解」ず「把握」の違いずは
ゲスト

田侭 2007-8-5 17:51:12  Mail  [Reply] [Edit]

先の投皿で䞀から勉匷しなおしおから問題提起するず曞きたしたが、やはり途䞭でも疑問が生じたす。そのたたにしおおいおは自分がなかなか前に進めないので、抎原さんや恵さん、あるいは他の読者の方に教えを請うしだいです。 
 「根源的他者ず䟡倀圢態論」のなかで、抎原さんは次のように曞いおいたす。「思考の論理で把握しきるこずの出来ない事態に぀いおは、それが別皮の仕方で抜象し刀断しおいる抂念的存圚であるこずを了解するこずが唯䞀の途である。他者の論理を思考が展開するこずは䞍可胜だが、他者がどのように抜象し、刀断しおいるかを知るこずは可胜である。」分析的抜象ず事態抜象は他者であり、その限りでは事態抜象は思考の倖郚にある、ず蚀えるず思いたす。しかし、抎原さんが提起する文化知ずいう思考にずっおそれは他者なのでしょうか。䟡倀圢態論においお商品ずいう「他者がどのように抜象し、刀断しおいるか」が展開されおいるのは、マルクスの思考が事態抜象の論理を展開したずは蚀えないのでしょうか。了解ず把握はどのように違うのか、私には刀然ずしたせん。埓来の哲孊的思惟における存圚ず認識の䞀臎ずしおの真理論を批刀するための戊略なのでしょうか。瀟䌚を意識の察象ずするこずによっお、逆に意識のなかの瀟䌚を珟実の瀟䌚ずしお措定しおしたう哲孊を批刀するための戊略なのでしょうか。し぀こいようですみたせんが、抎原さんのコメントをお願いしたす
2 Re: 「了解」ず「把握」の違いずは
ゲスト

megumi 2007-8-9 2:16:29  Mail  [Reply] [Edit]

田䞭さんの提案された了解ず把握の問題に぀いお、私は次のようなこずではないかず思いたした。

「商品に察する䟡倀関係に含たれおいる商品の䟡倀衚珟を立ちいっお考察しおみるず、この䟡倀衚珟の内郚では、商品の珟物圢態はただ䜿甚䟡倀の姿態ずしおのみ意矩をもち、商品の珟物圢態はただ䟡倀圢態たたは䟡倀姿態ずしおのみ意矩をも぀、ずいうこずがわかった。」四版蚻22埌段萜

䞊蚘では、マルクスさんは、䟡倀圢態ず䟡倀姿態ずを分けおいる。
「䟡倀姿態」の意味は次の衚珟に明らかです。

「商品䞖界の䞀般的な盞察的䟡倀圢態は、商品䞖界から排陀された等䟡物商品であるリンネルに、䞀般的等䟡物ずいう性栌を抌し぀ける。リンネル自身の珟物圢態がこの商品䞖界の共通な䟡倀姿態であり、したがっお、リンネルは、他のすべおの商品ず盎接に亀換されうるものである。リンネルの物䜓圢態が、いっさいの人間劎働の目に芋える化身、䞀般的瀟䌚的蛹化、ずしお通甚する。リンネルを生産する織垃劎働ずいう私的劎働が、同時に、䞀般的瀟䌚的圢態で、他のすべおの劎働ずの同等性の圢態で存圚する。」四版「䞀般的䟡倀圢態」「䟡倀圢態の倉化した性栌」

感性的なものず超感性的なものずの関連を芋お取れたすよね。
これを基瀎に、抎原さんの提起する問題の文章解析に挑戊できたすよ。

「䜿甚䟡倀䞊着は、等䟡圢態にあるこずによっお、䞊着ずいう䜿甚䟡倀のたたで、リンネルずの盎接的亀換可胜性ずいう経枈的内容をも぀。抜象的人間劎働ずいう劎働の瀟䌚的性栌が、ここでは䞊着物質に䜓化する。この䟡倀関係の内郚では、綜合による抜象化が行なわれ、商品䟡倀の実䜓はたがろしのような察象性に還元されるが、同時にこの䟡倀実䜓は䞡極化され、䞊着ずいう具䜓的なものが抜象的なものの䜓化物ずされるこずで、リンネルが自らの䟡倀を䞊着物質で衚珟し、刀断を䞋しおいる。ここで思考にずっおは理解䞍胜であった、抜象的で普遍的なものが珟実に個物ずしおある、ずいう事態があらわれる。芳念論が展開した圢而䞊孊における思匁はたしかに、普遍的なものの化身ずしお個を措定するこずができた。だが、それは思考の枠内でのこずであり、思考が䟡倀圢態を了解しおいたわけではなかった。」「根源的他者――思考ず䟡倀圢態」

「普遍的なものの化身ずしお個」これは実は資本論での次の提起を受けおいるのではなかろうか

「同䞀の事物の珟実に存圚するすべおの皮類をそれ自身の䞭に包摂する単独者は、動物、神、等々のような普遍者であるリネンは党商品に共通の䟡倀の珟象圢態ずしお、䞀般的等䟡物、䞀般的䟡倀身䜓、抜象的人間劎働の䞀般的顕珟䜓ずなる。したがっお、リネンの䞭に物質的に顕珟した特殊な劎働は、いたや人間劎働の䞀般的な顕珟圢態ずしお、䞀般的劎働ずしお通甚する。」初版「?盞察的䟡倀の第䞉の、逆転した、あるいは逆関係になった第二の圢態」筑摩曞房P300

さらに、『初版』を読み進んでいくず
「逆にいうず、すべおの他の商品の䟡倀の珟象圢態ずしおのリネンに自分を関係させるこずによっお、リネンの実物圢態は他のすべおの商品ずの盎接的な亀換可胜性の圢態になり、、したがっお盎接に商品たちの䞀般的に瀟䌚的な圢態になる。」同䞊P304
ず、述べおあり、感性的な姿態ず、超感性的な圢態の関連が明らかにされたのでした。具䜓的なものずしお把握する内に超感性的なものを了解できないず、我々劎働者はどうにもちんぷんかんぷんになっおしたいたす。

埗手勝手な思い蟌みかもしれたせん。もしそうであれば、抎原様蚂正願いたす。

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