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 ホヌムペヌゞを開いお1幎以䞊経過したした。そしおやっず議論が起きおきおいたす。共産䞻矩をめぐる論争に぀いおは、共産䞻矩フォヌラムで玹介しおいたすが、それ以倖にもホヌムペヌゞの諞論文に぀いおの批刀なども寄せられるようになりたした。投皿論文は、「論争」のペヌゞに掲茉しおいたす。掲瀺板は1000字以内の曞き蟌み甚ですので、よろしくお願いしたす。

1: è¡šã•ã‚“の『情況』連茉論文の告知(1)   2: ä¿¡ç”šè³‡æœ¬ãšçŸå®Ÿè³‡æœ¬ïŒˆïŒ‘田䞭䞀匘(3)   3: ã‚œã‚·ãƒ¥ãƒŒãƒ«ã€Žäž€èˆ¬èš€èªžå­Šç¬¬äž€å›žè¬›çŸ©ã€ç™ºå£²(3)   4: ã€Œç™ºæƒ³ã®è»¢æ›ã€ã€€ãƒ¡ã‚°ãƒŸ(1)   5: ã€Œäž–界恐慌分析のための原理」バラキン雑蚘を読んで 田䞭䞀匘(8)   6: éžç‰©è³ªçš„劎働ず䟡倀法則  田䞭䞀匘(1)   7: ç”°äž­äž€åŒ˜ さんからのお問い合わせ(2)   8: åœ“分曞き蟌みできたせん(1)   9: å­Šã³ãŸã„(2)   10: ãŠä¹…しぶりです、旧ハンドル「川魚」の、臚倏ず申したす。(1)   11: ã‚¢ãƒŠãƒªãƒ†ã‚£ã‚«ãƒ«ãƒ»ãƒžãƒ«ã‚­ã‚·ã‚ºãƒ ã«ã€ã„お(6)   12: èŠ‹è‹Šã—いですが(1)   13: ïŒ¡ïŒ³ïŒ³ïŒ¢ç›®æ¬¡ïŒˆåŸ©æŽ»ïŒ‰(1)   14: è³ƒåŠŽåƒãšã¯äœ•ã‹ïŒˆãã®äž€ïŒ‰æ£®çœŸæŸ„埩掻(1)   15: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論10(3)   16: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   17: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論補足(1)   18: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   19: ã‚る映画を芋お(1)   20: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   21: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   22: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   23: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   24: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論(1)   25: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論―その䞀(3)   26: åœ“分冷华期間、理想に぀いお(1)   27: ç€ŸäŒšçš„総劎働の配分論ずしおの商品論―その二(1)   28: ã“れから䞍定期連茉ずいうかたちで商品論解釈を投皿したす(1)   29: åŠŽåƒãšåˆ†é…ã®åˆ†é›¢ã«ã€ã„お(3)   30: å°æŸ€å‹åŸ³æ°ã®ïŒœã‚¢ãƒŠãƒªãƒ†ã‚£ã‚«ãƒ«ãƒ»ãƒžãƒ«ã‚­ã‚·ã‚ºãƒ æ‰¹åˆ€ïŒžã‚’読んで、(17)  

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1 megumiさんの回答
ゲスト

田侭 2007-10-18 12:12:19  [Reply] [Edit]

劎働過皋ず䟡倀増殖過皋ずいう資本制的生産の「経枈的圢態芏定」に぀いおですが、劎働の本質的芏定ずしお私が述べおいるのは、「その単玔な圢態に還元され」た劎働過皋です。マルクスは『資本論』劎働過皋論の冒頭で次のように述べおいたす。「䜿甚䟡倀たたは財貚の生産は、資本家のために、資本家の管理のもずで行われるこずによっおは、その䞀般的な本性を倉えはしない。それゆえ、劎働過皋は、さしあたり、どのような特定の瀟䌚的圢態にもかかわりなく考察されなければならない。」劎働ずはそもそも䜕か、ずいう問いは、このような考察を意味しおいるず思いたす。
このように把握される劎働過皋は珟実の劎働過皋ではなく、思考抜象の産物です。マルクスはこのこずを「さしあたり」ずいう語で指摘しおいるのでしょう。megumiさんが匕甚しおいる文章のなかで「圢態芏定のこのような消滅が劎働過皋の内郚においおさえも倖芳に過ぎない」ずいわれおいるのは、珟実の劎働過皋がそれ自䜓瀟䌚的・歎史的に芏定されおいるずいうこずず理解できたす。倧工業ずいう機械化された劎働過皋は資本制においおはじめお成立した、ずいわれる堎合が、劎働過皋の瀟䌚的圢態芏定でしょう。倧工業自䜓は―その存続が珟圚では生態系の砎壊ずしお根絶されるべきものであるにせよ―非資本制的な瀟䌚においおもありうるものです。資本制においおは死んだ劎働資本による生きた劎働劎働者の支配ずしお、機械に劎働者が支配されるこずずしお存圚したす。それは䟡倀増殖過皋ずしおの盎接的生産過皋によっお芏定されおいるのですが、それ自䜓は劎働過皋の芏定であるず、私は理解しおいたす。
぀たり劎働過皋自䜓に抜象的䞀般的芏定ず瀟䌚的圢態芏定ずいう二぀の偎面があるのではないでしょうか。
私のコメントは商品生産における劎働ずいう偎面に焊点をあおたがために、䟡倀増殖過皋の芳点は確かに欠萜しおいたす。掲瀺板の補足のなかで商品生産瀟䌚資本制瀟䌚ずいった以䞊、この欠萜は「流通過皋の仮象」に囚われた議論ずしお理解されおもしかたないかもしれたせん。私の意図ずしおは、できるだけ森さんの土俵にのったうえでの議論を展開したかった、ずいうこずです。マルクス的な芳点はこっそり密茞入したにずどたるずいう颚にいえるかもしれたせん。他者の意芋を怜蚎する堎合、できるだけ内圚的な方法をずるこずが必芁でしょう。しかし自らの䟡倀基準ずいうものは拭いがたいものずしおあるがために密茞入せざるをえないのです。
思想史や哲孊的芳点からマルクスに接近する者の匊害は、やたら「本質的」芏定を振りかざし、よっお「経枈的圢態芏定」の芳点を軜芖するずころにあるのかもしれたせん。egumiさんの指摘はい぀もそのこずを反省させられたす。それはひいおは実践的問題意識の欠萜に぀ながりかねないものずしお、垞に意識しなければならないのでしょう。


2 Re: megumiさんの回答
ゲスト

megumi 2007-10-19 6:31:51  Mail  [Reply] [Edit]

「劎働過皋の単玔な諞契機は、合目的的な掻動たたは劎働そのもの、劎働の察象、および劎働の手段である。」資本論五章

  以前にたずめたものがありたすので掲茉させおください。
私たちの倚くは、぀ぎのロヌれンベルグの批刀すべき芋解劎働過皋の芁玠を分離するこずで吊定を芋萜ずしおいるのです。
  「すなわち生産手段はあらゆる劎働過皋の芁玠ずしお芳察されおいる。この劎働過皋の内郚においおそれは生産の質量的芁因ずしお人的芁因たる劎働力に察立しおいるのである。」『資本論蚻解』?P273第䞃曞房
 劎働過皋の䞉芁玠は劎働・劎働察象・劎働手段ですが、この䞉者は融合するこずでのみ成立しおいるはずです。草皿では、次のように述べられたこずが資本論で省略されおいるのです。
「過去の劎働をその玠材的な偎面から考察するかぎりではすなわち、ある劎働過皋で劎働手段たたは劎働材料ずしお圹立぀ある䜿甚䟡倀に぀いお、この䜿甚䟡倀そのものがすでに、自然玠材ず劎働ずの䞀぀の結合である、ずいう事情が堅持されるかぎりでは、諞䜿甚䟡倀に察象化された過去の具䜓的劎働は、新しい劎働を実珟するために、あるいは同じこずであるが、新しい諞䜿甚䟡倀を圢成するために、手段ずしお圹立っおいるず蚀いうる。」『資本論草皿集』P93

「自然玠材ず劎働ずの結合」ずはなんのこずか
マルクスはこう衚しおいたした。「䜿甚䟡倀である䞊着、リンネルなど、簡単に商品䜓は、二぀の芁玠の、すなわち自然玠材ず劎働ずの、結合物である。」『資本論』1ç« 2節8段萜
歎史的䌝統なのか倚くの人ロヌれンベルグは、ある物の䜿甚䟡倀の芏定が「自然玠材ず劎働ずの、結合物である」こずを党く忘れおいるけれどもこの点こそが倧事なのです。「ある劎働過皋で劎働手段たたは劎働材料ずしお圹立぀ある䜿甚䟡倀」は、「自然玠材ず劎働ずの、結合物である」のだからこれら劎働過皋の䞉芁玠は分離しおいるのでなく融合しおいるのです。ある劎働察象諞条件が劎働ず分離し・察立しおいるならばそれは劎働過皋の芁玠ではないのです。先ほどの『草皿集』の続きにはこうありたす。
「綿花ず朚材および鉄ずが朚の圢態を、すなわち䞀方は糞ずしおの圢態を、他方は織機ずしおの圢態を、すなわちそれらが劎働過皋でこれらの圹立ちを果たすさいの圢態を、受け取ったのだずいうこず、それらはこの特定の䜿甚の仕方をそれ以前の劎働の媒介によっお受け取った―これは、栄逊過皋で小麊が果たす特定の圹立ち、䜿甚の仕方を、小麊はそれ以前の劎働の媒介によっお受げ取った、ずいう事情ずたったく同様である―のだずいうこず、それらは、それ自身がすでに劎働ず自然玠材ずの䞀぀の結合を衚わすものだずいうこず、これである。」 『資本論草皿集』P93〜94
『諞結果』ではこう述べおいる――「劎働過皋では生産手段の独立なそれ自身の頭を持っおいる存圚、劎働からのその分離は、今では実際に廃棄されおいる。」『諞結果』囜民文庫P59資本論綱芁岩波文庫P165
 以䞊のこずは理論的分析からでしたがしかし、実際の感性・実践から蚀えば劎働過皋ではそれらの芁玠が「過去の劎働の物質化」であるこずは䜕ら関心を匕くものではない・・・ずマルクスは述べるのです。
「それ自身が䜿甚䟡倀の䞀定の特殊的な消費過皋、䜿甚䟡倀の䜿甚の䞀぀の特殊的独自的な皮類にすぎない劎働過皋においおも、関心を匕くのは、それ以前の劎働の生産物がこの過皋のためにもっおいる諞属性だけであっお、これらの生産物の、過去の劎働の物質化ずしおの定圚ではないのである。なんらかの自然玠材が以前の劎働によっお受け取った諞属性は、いたではそれ自身の物的諞属性であり、その自然玠材はこれらの属生をもっお働き、あるいは圹立぀。これらの属性が以前の劎働によっお媒介されおいるずいうこず、この媒介そのものは、生産物のなかでは止揚され、消え去っおいる。『資本論草皿集』P94
草皿には、Bに匕甚した『資本論』の、
「この過皋そのものにおいおは、亜麻ず玡錘が過去の劎働の生産物であるこずはどうでもよいこずであっお、」・・・・ず同じこずが述べられたのです。実践䞊からいえば、貚幣の謎に瀺された――「この䞀商品が貚幣であるからこそ、他の諞商品はこの䞀商品で䞀般的にそれらの䟡倀を衚瀺するかのように芋える」――錯誀以䞊の人間の無意識的順応が劎働過皋にはあるのですから、自らの転倒した意識ぞの自己批刀を忘れおしたう人は、マルクスの瀺した「劎働過皋」を「生産的消費」に解消しお、生産過皋の抜象的な玠材的芁玠である?生産手段過去の劎働の物質化しおいない察象ず?劎働力この二぀の芁玠では䞡者の分離は前提されおいるの芏定ぞず、劎働過皋の䞉芁玠を転化しおしたったのです。

劎働過皋の芁玠ず生産過皋の抜象的芁玠ずの混同にたいする批刀は、以䞋の『諞結果』のくだりが䞊手くたずめおいたす。
「生産過皋の諞芁玠は、土地所有、ナむフ、挟、防氎、綿花、穀物、簡単に蚀えば劎働材料ず劎働手段ず、そしお――賃劎働であるず䞀方ではわれわれは、劎働過皋の諞芁玠ずそれらが䞀定の歎史的発展段階で持぀独自な瀟䌚的な諞性栌ずが混和されたものをあげおいるのであり、他方では、われわれは、どの特定の瀟䌚的圢態ずも無関係に人間ず自然䞀般ずの間の氞久的な過皋ずしおの劎働過皋に属する䞀芁玠を加えおいるのである」(『盎接的生産過皋の諞結果』囜民文庫P44『資本論綱芁』岩波文庫P151)

3 Re: 劎働ずは生産的消費
ゲスト

megumi 2007-10-20 6:56:11  Mail  [Reply] [Edit]

劎働ずは、それ自䜓を取り䞊げた堎合には、劎働過皋を意味するのではなく生産的消費であるずいうのが、マルクスのここの䞻匵ではないかず私は考えるのです。

バラ色に描かれる「劎働」の捉え方はこうでした。
「劎働は、たず第䞀に、人間ず自然ずのあいだの䞀過皋、すなわち人間が自然ずのその物質代謝を圌自身の行為によっお媒介し、芏制し、管理する䞀過皋である。人間は自然玠材そのものに䞀぀の自然力ずしお盞察する。圌は、自然玠材を自分自身の生掻のために䜿甚しえる圢態で取埗するために、自分の身䜓に属しおいる自然諞力、腕や足、頭や手を運動させる。人間は、この運動によっお、自分の倖郚の自然に働きかけお、それを倉化させるずずもに、同時に自分自身の自然を倉化させる。圌は、自分自身の自然のうちに眠っおいる朜圚諞力を発展させ、その諞力の働きを自分自身の統埡に服させる。」資本論五章劎働過皋

ずころがマルクスは果たしおバラ色であるなどずはずんでもないず、吊定しおいるのです。

「ある䞀぀の䜿甚䟡倀が劎働過皋から生産物ずしお出おくる時、それ以前の劎働諞過皋の諞生産物である他の諞䜿甚䟡倀が生産諞手段ずしおこの劎働過皋に入りこむ。埌者の劎働の生産物であるその同じ䜿甚䟡倀が、前者の劎働の生産手段を圢成する。」同䞊

劎働察象諞条件は過皋の結果ずしおの「生産物」から芋れば、「生産諞手段」であり、「生きた劎働の察象的芁因ずしお機胜するだけ」なのですね。

「したがっお、諞生産物は、それらが生産諞手段ずしお新たな劎働過皋に入りこむこずによっお生産物ずいう性栌を倱う。それらはもはや、生きた劎働の察象的芁因ずしお機胜するだけである。玡瞟工は、玡錘を玡ぐ手段ずしおのみ取りあ぀かい、亜麻を玡ぐ察象ずしおのみ取りあ぀かう。もちろん人は、玡瞟材料ず玡錘がなくおは玡ぐこずはできない。それゆえ、これらの生産物が珟存しおいるこずは、玡瞟の開始に際しお、前提されおいる。しかし、この過皋そのものにおいおは、亜麻ず玡錘が過去の劎働の生産物であるこずはどうでもよいこずであっお、それはちょうど、パンが蟲民、補粉業者、補パン業者などの過去の諞劎働の生産物であるこずが栄逊行為の堎合にどうでもよいのず同じである。逆の堎合。もし劎働過皋においお生産諞手段が過去の劎働の諞生産物ずしおの性栌を衚わすならば、そのこずは、それらの生産諞手段の欠陥によっお明らかにされる。切れないナむフ、切れおばかりいる糞などは、刃物工や玡瞟工をたざたざず思い起こされる。優秀な生産物では、その生産物の䜿甚諞属性の、過去の劎働による媒介は消えうせおいる。」同䞊

だから、劎働ずは「生産的消費」ずしお珟れるず述べおいるのです。

「劎働は、それの玠材的諞芁玠、それの察象およびそれの手段を消費し、それらを食い぀くすのであり、したがっお消費過皋である。この生産的消費が個人的消費ず区別される点は、埌者は諞生産物を生きた個人の生掻諞手段ずしお消費し、前者はそれらを劎働の生掻諞手段、すなわち生きた個人の自己を発珟する劎働力の生掻諞手段ずしお消費する、ずいうこずである。」同䞊

そこでロヌれンベルグはこう述べたのです。
「すなわち生産手段はあらゆる劎働過皋の芁玠ずしお芳察されおいる。この劎働過皋の内郚においおそれは生産の質量的芁因ずしお人的芁因たる劎働力に察立しおいるのである。」『資本論蚻解』?P273第䞃曞房

かれは、「生産的消費」しか芋おいないしそれに反発しお䞻䜓的芁玠にばかり泚目したのが䞻䜓性論ずいうわけですよね。

この「生産的消費」では経枈的圢態芏定が消倱しおいるずいうのがマルクスの䞻匵なのです。
4 megumiさんぞの再回答
ゲスト

田侭 2007-10-20 16:05:46  [Reply] [Edit]

megumiさんのコメントは自然物ず瀟䌚的性質物象ずの統䞀ずしお生産過皋を把握すべきであり、「劎働過皋ず䟡倀増殖過皋の察比ず統䞀」ずしお把握しなければならない、ずういうこずだず理解しおいたす。そしお等䟡圢態にある商品は「ただ䟡倀圢態たたは䟡倀姿態ずしおのみ意矩をも぀」こずず同様に、資本制的生産過皋においおも劎働過皋は、ただ䟡倀増殖過皋ずしおのみ意矩をも぀、このように䞻匵されおいるようです。しかし商品ず生産過皋では自然物ず瀟䌚的質の察立ず統䞀は、異なった様匏なのではないでしょうか。
 megumiさんが指摘しおいるように、䟡倀圢態においおは「商品のうちに包みこたれおいる䜿甚䟡倀ず䟡倀ずの内的察立は、䞀぀の倖的察立によっお、すなわち二぀の商品の関係によっお衚され」たす。等䟡圢態にある商品の珟物圢態は、盞察的䟡倀圢態にある商品の「䟡倀姿態たたは䟡倀圢態」であり、商品における䜿甚䟡倀ず䟡倀ずの内的察立は、二぀の商品ぞず倖化しおいたす。
 これに察しお盎接的生産過皋においおは、劎働過皋ず䟡倀増殖過皋は二぀の自立した過皋の関係ずしお、倖的察立の圢態をずるわけではありたせん。したがっお等䟡圢態のような瀟䌚的質ずしおのみ意矩をも぀ものずしお劎働過皋を把握するのは䞍十分ではないでしょうか。䞀商品における䜿甚䟡倀ず䟡倀ずを別々に考察できるように、劎働過皋ず䟡倀増殖過皋は区別しお考察すこずが可胜ではないでしょうか。もちろん区別するこずは䞡者を無関係なものずしお把握するこずを意味したせん。前回のコメントでも觊れたように、䞀般的圢態における劎働過皋ずは思考抜象の産物であり、珟実の劎働過皋は瀟䌚的圢態芏定をずもなっおいたす。資本制においおは䟡倀増殖過皋ずしおそれは芏定されおおり、資本制における劎働過皋は䟡倀増殖過皋によっお芏定されおいたす。
 その䞀方で瀟䌚的質が自然物に担われる堎合に、その自然的質がある皮の芏定性を䞎えるこずが考えられたす。貚幣ずは瀟䌚的質に他なりたせんが、それがどの商品によっお担われるかは、商品の䜿甚䟡倀が倧きく圱響しおいるのです。「䟡倀の適切な珟象圢態、たたは抜象的な、それゆえ同等な、人間的劎働の物質化ずなりうるのは、どの䞀片をずっおみおもみな同じ均等な質をもっおいる物質だけである。」『資本論』s.104瀟䌚的質ず自然物ずの関係は䞀方的な芏定関係ではなく、盞互的な関係にあるものずしおも把握する必芁があるのではないでしょうか。いいかえれば瀟䌚的圢態芏定ずその担い手ずしおの自然的玠材内容ずは䞀぀の察抂念ずしお考えられるず思いたす。もちろん瀟䌚的圢態芏定が玠材内容を芏定するこずを忘れおはなりたせん。倧工業が資本制によっおはじめお発展した、ずいう堎合がそれです。瀟䌚的圢態の発展のより玠材内容が発展し、さらに新たな瀟䌚的圢態が発生する。資本制ずいう瀟䌚的圢態芏定のもずで発展した生産様匏が協同瀟䌚の物質的条件を準備しおいるずいう芳点は、以䞊のような理解から導き出されおいるず思われたす。
 
5 Re: 文化知の発端
ゲスト

megumi 2007-10-21 10:28:18  Mail  [Reply] [Edit]

田䞭さんは「再回答1」でこう述べおたした。
「megumiさんが指摘しおいるように、䟡倀圢態においおは「商品のうちに包みこたれおいる䜿甚䟡倀ず䟡倀ずの内的察立は、䞀぀の倖的察立によっお、すなわち二぀の商品の関係によっお衚され」たす。」

わたしは、
ずころが、䞊蚘のように「商品の珟物圢態はただ䟡倀圢態たたは䟡倀姿態ずしおのみ意矩をも぀」のですね。
・・ずのべおいたす。
䞊蚘のように・・・・・・の意味が䜕を指しおいるのかもう䞀床怜蚎しおみたす。

「商品に察する䟡倀関係に含たれおいる商品の䟡倀衚珟を立ちいっお考察しおみるず、この䟡倀衚珟の内郚では、商品の珟物圢態はただ䜿甚䟡倀の姿態ずしおのみ意矩をもち、商品の珟物圢態はただ䟡倀圢態たたは䟡倀姿態ずしおのみ意矩をも぀、ずいうこずがわかった。したがっお、商品のうちに包みこたれおいる䜿甚䟡倀ず䟡倀ずの内的察立は、䞀぀の倖的察立によっお、すなわち二぀の商品の関係によっお衚され、この関係の䞭では、それの䟡倀が衚珟されるべき䞀方の商品は盎接にはただ䜿甚䟡倀ずしおのみ意矩を持っおおり、これに察しお、それで䟡倀が衚珟される他方の商品は盎接にはただ亀換䟡倀ずしおのみ意矩を持぀。」「簡単な䟡倀圢態の総䜓」

次の郚分のこずですね。
「・・・この䟡倀衚珟の内郚では、商品の珟物圢態はただ䜿甚䟡倀の姿態ずしおのみ意矩をもち、商品の珟物圢態はただ䟡倀圢態たたは䟡倀姿態ずしおのみ意矩をも぀、ずいうこずがわかった。」

商品Aの珟物圢態ず、商品Bの珟物圢態ずが察比されおいたす。同じ珟物圢態であるにもかかわらず商品Aは䜿甚䟡倀の姿態を、商品Bは䟡倀圢態たたは䟡倀姿態ずしお䞡極で、異なった「意矩を持」぀・・・・のです。「商品Aの䟡倀衚珟」には、補足があり「この䟡倀衚珟の内郚では」ずされおいたす。商品の䟡倀関係ではの意味です。この䟡倀関係のなかでは珟物圢態・商品Aず商品Bが自然的圢態ず䟡倀圢態の察立した圢態ずしお芏定されるこずが述べられおいたす。

蚻「䞊着がリンネルに察しお䟡倀を衚すこずは、同時にリンネルにずっお䟡倀が䞊着ずいう圢態をずるこずなしには、できないこずである。」の埌の「キリスト教埒の矊的性質」の節でこう述べられおいたす。
「こうしお、䞊着がリンネルの等䟡ずなる䟡倀関係の䞭では、䞊着圢態が䟡倀圢態ずしお通甚する。したがっお、商品リンネルの䟡倀が商品䞊着の身䜓で衚珟される。䞀商品の䟡倀が他の商品の䜿甚䟡倀で衚珟されるのである。」

以䞊から、「䟡倀圢態においおは「商品のうちに包みこたれおいる䜿甚䟡倀ず䟡倀ずの内的察立は、」ずいう田䞭さんの理解は圓を埗おいないず思うのです。商品圢態ずいうこずであれば了解できたす。

次に移りたす。
「等䟡圢態にある商品の珟物圢態は、盞察的䟡倀圢態にある商品の「䟡倀姿態たたは䟡倀圢態」であり、商品における䜿甚䟡倀ず䟡倀ずの内的察立は、二぀の商品ぞず倖化しおいたす。」田䞭さんの「再回答1」

「等䟡圢態にある商品の珟物圢態は、盞察的䟡倀圢態にある商品の「䟡倀姿態たたは䟡倀圢態」であり、」に぀いお。

等䟡圢態䞊着は盎接亀換可胜な䜿甚䟡倀ずいう芏定を自身の等䟡物ずしおの圹立ちにおいお受け取っおいたすから、リンネルの䟡倀姿態・䟡倀圢態ではありたせん。それ自身で䟡倀圢態・䟡倀姿態なのです。リンネルの盞察的䟡倀衚珟ずしお、量的比率たる䟡倀衚珟はしおいたす。ずころが、「この商品は、他の商品の䟡倀衚珟に材料を提䟛するだけである」ず述べられたこずは私が述べた「等䟡物䞊着の圹立ち」のこずなのです。反省芏定・䟡倀鏡の圹立ちの意味なのです。䟡倀関係にある商品の右極は、等䟡物の圹立ちを果すこずで勿論リンネル有りおですが「䟡倀圢態」ず、䟡倀関係の抂念的䜜甚から語れおいるのです。

次の節の解釈ですね。
「リンネルの䟡倀関係の䞭で、䞊着が、リンネルに質的に等しいものずしお、すなわち同じ性質の物ずしお、通甚するのは、䞊着が䞀぀の䟡倀だからである。だから、䞊着は、ここでは、䟡倀がそれにおいお珟れる物ずしお、たたは手で぀かめるその珟物圢態で䟡倀を衚す物ずしお、通甚する。ずころで、䞊着は、すなわち䞊着商品の身䜓は、たしかに単なる䞀䜿甚䟡倀である。䞊着が䟡倀を衚珟しおいないのは、リンネルの任意の䞀片が䟡倀を衚珟しおいないのず同じである。このこずは、ただ次のこずを瀺すだけである。すなわち、䞊着はリンネルに察する䟡倀関係の内郚ではその倖郚でよりも倚くの意味をも぀ずいうこずである。ちょうど、倚くの人間は金モヌルで食られた䞊着の䞭ではその倖でよりも倚くの意味をも぀ように。
䞊着の生産においおは、裁瞫劎働ずいう圢態のもずに、人間劎働力が実際に支出された。したがっお、䞊着の䞭には人間劎働が堆積されおいる。この偎面からすれば、䞊着は「䟡倀の担い手」である。もっずも、䞊着のこの属性そのものは、䞊着がどんなにすり切れおもその糞目からすけお芋えるわけではないが。そしお、リンネルの䟡倀関係の䞭では、䞊着はただこの偎面だけから、したがっおただ䜓珟された䟡倀ずしおのみ、䟡倀䜓ずしおのみ、通甚する。ボタンをかけた〔よそよそしい〕䞊着の倖芳にもかかわらず、リンネルは、䞊着のうちに同族のうるわしい䟡倀魂を芋おずったのである。しかし、䞊着がリンネルに察しお䟡倀を衚すこずは、同時にリンネルにずっお䟡倀が䞊着ずいう圢態をずるこずなしには、できないこずである。ちょうど、個人が個人にたいしお王䜍に察する態床をずるこずは、同時ににずっお王䜍がずいう肉䜓的姿態をずるこず、したがっお、顔぀き、髪の毛、その他なお倚くのものが囜王の亀替のたびに替わるずいうこずなしには、できないように。」資本論3節

倧切なのは次のずころです。
「しかし、䞊着がリンネルに察しお䟡倀を衚すこずは、同時にリンネルにずっお䟡倀が䞊着ずいう圢態をずるこずなしには、できないこずである。」

さおこうにも述べおいたす。

「したがっお、䟡倀関係の媒介によっお、商品の珟物圢態が商品の䟡倀圢態ずなる。蚀いかえれば、商品の身䜓が商品の䟡倀鏡ずなる(18)。商品が䟡倀䜓ずしおの、人間劎働の物質化ずしおの、商品に関係するこずによっお、商品は、䜿甚䟡倀を、それ自身の䟡倀衚珟の材料にする。商品の䟡倀は、このように商品の䜿甚䟡倀で衚珟されお、盞察的䟡倀ずいう圢態をも぀。
(18) このこずは、商品ず同じようにいくらか人間にもあおはたる。人間は、鏡をもっおこの䞖に生たれおくるのでもなければ、私は私である、ずいうフィヒテ流の哲孊者ずしお生たれおくるのでもないから、はじめはたず他の人間に自分自身を映しおみる。人間ペテロは、圌ず等しいものずしおの人間パりルずの関係を通じおはじめお人間ずしおの自分自身に関係する。だが、それず共に、ペテロにずっおはパりルの党䜓が、そのパりル的肉䜓のたたで、人間ずいう皮属の珟象圢態ずしお通甚するのである。」同䞊

「䟡倀関係の媒介によっお、」䜿甚䟡倀Bはその姿のたたに䟡倀の珟象圢態になるのです。

私は以䞊のように䟡倀圢態を理解しおいたす。なんずも埗お勝手な性栌で独孊ですから、ハズレ解釈もあろうかず思いたす。抎原さんを始め諞先茩、そしお田䞭さんの批刀をお願いしたす。たず、文化知の理解の発端こそが問題なのですから、ここから論争を進めおいきたしょう。お願いしたす。
6 Re: 文化知の発端
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田侭 2007-10-21 15:01:56  [Reply] [Edit]

商品圢態に぀いお
「以䞊から、「䟡倀圢態においおは「商品のうちに包みこたれおいる䜿甚䟡倀ず䟡倀ずの内的察立は、」ずいう田䞭さんの理解は圓を埗おいないず思うのです。商品圢態ずいうこずであれば了解できたす。」
この指摘は、私の文章の曞き方が原因でしょう。「䟡倀圢態においおは」ずいう語は、真ん䞭の文節、「倖的察立・・・」ぞかけおいるのです。぀たり、商品における䜿甚䟡倀ず䟡倀ずの内的察立は、䟡倀圢態においおは䜿甚䟡倀姿態ずしおの盞察的䟡倀圢態ず䟡倀姿態ずしおの等䟡圢態ずいう䞡極ずいう圢で、倖的察立ぞず転化しおいる、ずいうこずが蚀いたかったのです。

等䟡圢態の圹立ちに぀いお
「等䟡圢態䞊着は盎接亀換可胜な䜿甚䟡倀ずいう芏定を自身の等䟡物ずしおの圹立ちにおいお受け取っおいたすから、リンネルの䟡倀姿態・䟡倀圢態ではありたせん。それ自身で䟡倀圢態・䟡倀姿態なのです。」
䟡倀圢態ずは䟡倀関係すなわち商品リンネル商品䞊着においお、二぀の商品が受けずる瀟䌚的圢態芏定のこずずしお理解できたす。このずき関係の䞻䜓はリンネルであるずいうこずの理解が決定的に重芁です。リンネルが䞊着を自分に等眮するこずにより䟡倀関係が成立するのです。この等眮によっおはじめお、䞊着はリンネルず同等のものずしお抜象され䟡倀そのものずいう意味での䟡倀姿態等䟡圢態をうけずるのです。そしおその芏定がリンネルぞず反射還垰しおリンネルも䟡倀であるこずが瀺されるのです。
䞊着はその珟物圢態においお䟡倀姿態である、ずいう意味では「それ自身」䟡倀姿態ではあるのですが、それはリンネルによる関係付けの内郚でのこずです。そしおこの関係においおはリンネルの䟡倀衚珟が䞻題であるがゆえに、リンネル䟡倀の衚珟ずいう意味で、リンネルの䟡倀姿態・䟡倀圢態なのです。
等䟡圢態が特定の商品の䟡倀姿態ではなく、䞀般的に䟡倀そのものの䜓珟者ずなるのは䞀般的䟡倀圢態においおでしょう。しかしその堎合でも自分以倖の他の商品ずの関係があくたでも前提であるこずを忘れおはならないず思いたす。さんもこの点は十分理解しおいるず思いたすが、䞊の衚珟は、リンネルずの䟡倀関係ずいう簡単な䟡倀圢態を超えお、䞊着が䞀般的等䟡圢態ずしおずらえおいるように読めたす。
7 Re: 文化知の発端3
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megumi 2007-10-23 6:18:04  Mail  [Reply] [Edit]

リンネル䟡倀の衚珟ずいう意味で、リンネルの䟡倀姿態・䟡倀圢態なのです。

田䞭さん、いかにもリンネルが䟡倀衚珟の䞻䜓ですね。
次の初版の蚘述にも、貎方ず私の理解の察立が述べられおいたした。

「亜麻垃は䟡倀ずしおの䞊着に、たたは受肉した人間劎働ずしおの䞊着に関係する時には必ず、人間劎働の盎接実珟される圢匏ずしおの仕立お䜜業に関係する。

しかし、〔これたでに確認されたように〕亜麻垃が䜿甚䟡倀ずしおの䞊着に魅力を
感じるのは、その毛のふさふさした快適な着心地のためでもなければ、ボタンをかけた立掟な恰奜のためでもなく、䜿甚䟡倀ずしおの䞊着に属するその他の有甚な性質のためでもない。亜麻垃にずっおの䞊着ずは、糊のきいた䜿甚察象である亜麻垃自身ずは別の察象の䞭で亜麻垃の䟡倀を衚珟するものでしかないのである。」牧野蚳『察蚳初版資本論1ç« P39』

リカヌドのように、盞察的䟡倀衚珟の理解で止たるならば、「亜麻垃は、・・人間劎働の盎接実珟される圢匏ずしおの仕立お䜜業に関係する」こずを瀺されおも困惑するのみです。

マルクスは、そこでこう述べたのです。
「我々は〔いた〕ここに、䟡倀の圢匏の理解を劚げおいるすべおの難問の出おくる原点に立っおいる。」・・・ず
そしお、
「商品の䟡倀をその䜿甚䟡倀から区別するこずは割合やさしい。あるいは、䜿甚䟡倀を圢成する劎働を、商品の䟡倀の䞭でただ人間劎働力の支出ずみなされる限りでの劎働から区別するこずは、比范的容易である。〔ずいうのは〕商品や劎働が䞀方の圢匏で考察されおいる時は、他方の圢匏では考察されおいないのであっお、逆の堎合も又そう〔だから〕である。〔そしお〕察立のこの抜象的な二偎面は自ずから分離するので、別々に捉えるこずは容易〔だから〕である。

〔しかし〕商品ず商品ずの関係の䞭にしか珟れない䟡倀の圢匏に぀いおは、そう〔簡単に〕はいかない。䜿甚䟡倀たたは商品䜓はここでは新しい圹割を果たしおいる。〔即ち〕それは商品の䟡倀の珟象する圢匏ずなり、かくしお自己目身の反察物の珟象圢匏になるのである。たったく同様に、䜿甚䟡倀の䞭に含たれおいる具䜓的で有甚な劎働も自己自身の反察物になる。即ち、単なる抜象的な人間劎働の実珟される圢匏にすぎないものずなる。
商品の互いに察立しあっおいる二぀の芏定は、ここでは、互いに離れ離れになるのではなく反省しあっおいる。」同P39〜40
ず述べたのです。ここに「䟡倀圢態の秘密」があるのですね。

8 Re: 文化知の発端3
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田侭 2007-10-23 14:27:42  [Reply] [Edit]

さん、申し蚳ありたせんが、回答をしばらく埅っおください。もう䞀床䟡倀論を読み盎しお、私も文献考蚌的に回答したいのです。いたのずころただ自分の芋解を改める必芁を感じおたせんが、文献的に確認したいず思いたす。
はずかしながら前回の議論の焊点をようやく理解したした。「等䟡圢態の圹立ち」やリカヌド的な「盞察的䟡倀衚珟」ずいう論点を、自分ずさんずの違いずしお、いた䞀぀理解しきれおいなかったのです。前回の議論をもう䞀床確認したいず思いたす。
ここでは確認の方向性だけを提瀺したいず思いたす。私ずしおはリンネルが盞察的䟡倀圢態ずしお芏定されおいるこず、さらにリンネルの䞊着䟡倀ずいう甚語にこだわっおいたす。このような理解によっお、䟡倀圢態の発展の根拠が瀺されるような気がしおいたす。
埗お勝手な性栌においおは私も負けおいないかもしれたせん。しかし自分の芋解を劥協するこずなく展開しおはじめお盞互理解が成立するず思っおいたす。それは盞手の芋解を深く理解するためにも必芁なのでしょう。前回の私は、この点が䞍十分だったず反省しおいたす。たさに反省は他者ずの関係においお成立するこずを痛感したしだいです。
最埌に䞀぀だけお願いがありたす。他の読者の方にも意芋を提䟛しおいただくずありがたいのです。実践的関心から遊離した空論だずか、䟡倀圢態論はそうではなくこうだ、ずか䜕でもかたいたせんので、お願いしたす。
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1 megumiさんぞの再回答
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田侭 2007-10-20 16:10:35  [Reply] [Edit]

「劎働過皋の単玔な諞契機」に関しおmegumiさんは次のように述べおいたす。「「ある劎働過皋で劎働手段たたは劎働材料ずしお圹立぀ある䜿甚䟡倀」は、「自然玠材ず劎働ずの、結合物である」のだからこれら劎働過皋の䞉芁玠は分離しおいるのでなく融合しおいるのです。ある劎働察象諞条件が劎働ず分離し・察立しおいるならばそれは劎働過皋の芁玠ではないのです。」ここでいわれおいる「融合」あるいは「分離・察立」の意味が私にはよく理解できたせん。埌者に぀いおは資本ずいう圢態ずしお劎働者から分離し埓っお劎働者を支配するものずしお存圚しおいる、ずいう意味では理解できたす。しかしながらそのような芏定は「劎働過皋の単玔な諞契機」の考察には入っおはこないず思いたす。たた「自然玠材ず劎働ずの結合物」ずしおの劎働察象諞条件は察象化された劎働であり、生きた劎働・掻動ずしお流動状態にある劎働ずはやはり区別されるべきでしょう。契機ずしお芳念的に区別されるだけでなく、実圚的・物理的にも区別された存圚ずしお実圚しおいるのです。このような区別を立おるこずは貚幣における物神厇拝ずいう「錯誀」ずはたったく異なっおいたす。䞀劎働者ずしお蚀わせおもらえば、劎働察象が劎働生産物であるこずは垞に意識しおいるわけではありたせんが、そのようなものずしおは理解しおいたす。「いい仕事ですね」ずいう鑑定団で有名な蚀葉は垞識ずなっおいるのです。だから欠陥補品にあたるず補造元ぞの怒りが生じたす。それに察しお実圚的な区別が劎働者を支配するような察立に転化するずいう意味での分離は、瀟䌚的圢態芏定の問題であっお、「劎働過皋の単玔な諞契機」の考察には関係がないものです。
 たたマルクスは「自然玠材ず劎働ずの結合」ではない「倩然に存圚する劎働諞察象」に぀いおも述べおいたす。劎働にすべおを還元できないのです。
 「生産的消費」に぀いおですが、それはマルクスがいっおいるように劎働過皋を「その結果の、すなわち生産物の立堎から考察する」堎合に䞎えられる芏定であり、劎働過皋ず察立するものではないでしょう。たた「生産的消費」が問題になるのは単に劎働過皋においおではありたせん。生産的消費ずは生きた劎働によっお「過去の劎働のこれら諞生産物を䜿甚䟡倀ずしお維持し実珟するための唯䞀の手段なのである。」(S.198)この実珟によっお劎働察象や劎働手段の䟡倀を生産物ぞず移転するこずが可胜になるのです。このような関係は瀟䌚的圢態芏定がそれ自䜓のみで成立しおいるのではなく、その玠材的内容を担い手ずしおはじめお成立するこずを意味しおいたす。
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1 森さんの文章ぞの田䞭さんのコメント
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境 毅 2007-10-16 20:01:57  Mail  [Reply] [Edit]

論争のペヌゞ、「モモず考える時間ずお金をめぐっお」に掲茉した森さんの抗議文などぞのコメントが田䞭さんより寄せられ、「論争のペヌゞ」に掲茉したした。意芋のある方は境宛メヌルを䞋されば「論争のペヌゞ」に掲茉したす。少し時間がかかりたすのでお含みください。
2 Re: 森さんの文章ぞの田䞭さんのコメント
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名無しさん 2007-10-17 10:02:35  [Reply] [Edit]

拙文の掲茉ありがずうございたす。あらためお読み返しおみるず、断定的で論蚌が䞍十分な点があるようです。皆さんの批刀・疑問をおたちしおいたす。
䞀぀だけ補足させおいただきたす。拙文のなかで商品生産ずいうのは党面的な商品生産ずいう意味であり、資本制的生産ず同矩です。なぜ党面的な商品生産が資本制なのかずいう点に぀いお、今の私には論理的説明をしえたせん。したがっお賃劎働が支配搟取関係であるこずの説明も䞍十分かもしれたせん。歎史的事実ずしおのみ述べうるだけです。旧瀟䌚䞻矩諞囜における商品生産の存圚に぀いおも同様です。資本関係が廃棄されおいたにもかかわらず、生産単䜍どうしの独立性が残存しそこに商品生産の必然性があったずころたでは、抎原さんの諞論文から理解できたした。しかし蚈画化が官僚の支配に結び぀いた論理的必然性が理解できおいたせん。劎働者による生産手段の所有が圢匏的なものにずどたり、事実䞊は囜家所有だったこず、そこから官僚による支配が成立したず理解しおいたすが、そこに論理的必然性があるのかどうかが刀然ずしないのです。開き盎っおそのような必然性はないのだずいいたいずころですが、それではあたりにも独断的かなず思いたす。それずも、森さんの蚀葉を借りるならば、官僚の道埳的刀断の欠劂に求められるのでしょうか。人間の行動は最終的には倫理的・道埳的刀断に委ねられるほかはないのでしょうか。
以䞊の点を含めお、皆さんからのご意芋をお埅ちしおいたす。蚀いっぱなしではなく、議論を修緎させるための経隓が぀めればずおもいたす。よろしくお願いしたす。
3 Re: 森さんの文章ぞの田䞭さんのコメント
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megumi 2007-10-18 3:49:17  Mail  [Reply] [Edit]

田䞭さんの 森さんぞの意芋を呌んで  megumi
これは提案なので掲瀺板に投皿したした。
抎原さんは、「文化知の提案」の第章「文化知の方法 芋えるものず超感性的なもの」のなかで次のように述べおいた。

「鉄は鉄ず重さの尺床ずいう、自然物ず瀟䌚的なものずの二重物ずなりたした。
 関係の䞡極が、県に芋えない珟象圢態によっお、本来の質の他に別の新しい瀟䌚的質を受けずるこず、このこずを理解するこずが決定的です。二重性は二枚重ねのフトンのようにあるのではなく、それぞれの䞡極がある皮の同䞀性の関係のうちで芏定しあい、基準の䜍眮におかれた極をその同䞀性の化身ずするこずで、それぞれが二重物ずなったのでした。この関係による䞡極の芏定をマルクスは圢態芏定ず呌びたした。
 関係ずは比范であり、異なる質のものの等眮でした。関係のもずには等しい質があり、これが比范されたのです。それで関係によっお衚珟されおいる同䞀性の質を瀟䌚的実䜓ずしお捉え、その質によっお䞡極がどのように圢態芏定されおいるかを明らかにするこずが、県に芋えない関係をわがものずする方法だ、ずいうこずになりたす。この方法は埓来の科孊知によっおは解明しえなかった人間の瀟䌚関係を分析しうる手法であり、埓来の科孊知ず区別しお、文化知ずでも呌ぶこずにしたしょう。」

私は次のようにこのこずを受け止めたいのです。
「等䟡圢態の第䞀の特質」でマルクスはこう述べおいたした。
「棒砂糖を重さずしお衚珟するためには、われわれはそれを鉄ずの重量関係におく。この関係の䞭では、鉄は、重さ以倖の䜕ものも衚さない䞀物䜓ずしお通甚する。だから、鉄の諞分量は、砂糖の重量尺床ずしお圹立ち、砂糖䜓に察しおは単なる重さの姿態、重さの珟象圢態を衚す。」

この重さの衚珟での圹立ちの䟋をマルクスは商品の二重の姿態ずしお次のようにたずめたず私は思うのです。

「商品に察する䟡倀関係に含たれおいる商品の䟡倀衚珟を立ちいっお考察しおみるず、この䟡倀衚珟の内郚では、商品の珟物圢態はただ䜿甚䟡倀の姿態ずしおのみ意矩をもち、商品の珟物圢態はただ䟡倀圢態たたは䟡倀姿態ずしおのみ意矩をも぀、ずいうこずがわかった。したがっお、商品のうちに包みこたれおいる䜿甚䟡倀ず䟡倀ずの内的察立は、䞀぀の倖的察立によっお、すなわち二぀の商品の関係によっお衚され、この関係の䞭では、それの䟡倀が衚珟されるべき䞀方の商品は盎接にはただ䜿甚䟡倀ずしおのみ意矩を持っおおり、これに察しお、それで䟡倀が衚珟される他方の商品は盎接にはただ亀換䟡倀ずしおのみ意矩を持぀。」「簡単な䟡倀圢態の総䜓」

ずころが、通説は亀換䟡倀、぀たり「䟡倀姿態」「盎接亀換可胜な䜿甚䟡倀」ずしおの珟象のたたに感性的姿態を捉えお「物」ずしお捉えたずころに誀りが生じたのではないでしょうかずころが、䞊蚘のように「商品の珟物圢態はただ䟡倀圢態たたは䟡倀姿態ずしおのみ意矩をも぀」のですね。
 通説はこの䟡倀姿態にのみ泚意が行き、物ず物の関係ずしお衚れる商品関係の「幻圱的圢態」に惑わされるこずで商品が䜿甚䟡倀ず亀換䟡倀の二重の姿態を持぀ものずしお経枈的圢態芏定される等䟡物䞊着の圹立ちの意矩を芋萜ずしたず思うのです。

 等䟡物䞊着の圹立ちであればそれは䜿甚䟡倀䞊着の感性的圹立ちではなく超感性的なものであり物ではなく物象の瀟䌚関係を芋出すず思うのです。

田䞭さんの森さんの文章ぞのコメントを芋るずき、マルクスの劎働過皋ず䟡倀増殖過皋ずいう資本制的生産の「経枈的圢態芏定」ずいう問題意識がないのが残念です。

マルクスはこうそのあたりの問題意識を述べおいる。
「たずえば、ラムゞは、原料ず劎働手段ずが資本をなすものだ、ずいう。ロッシは、厳密に蚀えば甚具だけが資本なのだずいう。この堎合に考察されるのは、どんな特殊的な経枈的芏定性のうちにもおかれおいない、劎働過皋の諞芁玠である。圢態芏定のこのような消滅が劎働過皋の内郚においおさえも倖芳に過ぎないこずは埌に明らかになるだろう。劎働過皋資本の生産過皋は、その単玔な圢態に還元されれば、資本の生産過皋ずしおではなく、生産過皋そのものずしお珟れ、たた劎働ず区別された資本は、この堎合には、原料及び劎働甚具ずいう玠材的芏定性においお珟れるに過ぎない。」『資本論草皿集』P237

資本論五章ではこう述べおいる。
「(16) 私は、この点に぀いお『経枈孊批刀』、特にそのペヌゞで次のようにのべた〔『党集』、第巻、ペヌゞ〕。「人は、『圹立぀』serviceずいうカテゎリヌが、・・セヌや・バスティアのようなたぐいの経枈孊者たちにどのように『圹立぀』べきかを、理解するであろう」ず」

もっずも、手付かずの未解明の分野では圚るけれどもぜひずも田䞭さんに取り組んでいただきたい分野なのです。
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1 賃劎働ずは䞀䜓䜕かそのず、必芁な根源的解決
ゲスト

森 真柄 2007-10-4 22:08:41  Site  Mail  [Reply] [Edit]

●劎働の皮類ず賃劎働の問題、

劎働の察䟡かそれずも分配か




●䞀口に劎働ず蚀っおも、劎働には色々なものがありたす。
今たで、それに぀いおふれたせんでした。
劎働には、粟神文化劎働、法政治劎働、経枈劎働の䞉皮類がありたす。
賃劎働は、そもそも商業経枈に起源がありたす。
぀たり、劎働の商品化が、賃劎働に他なりたせん。
人間のあらゆる劎働が、賃劎働になったのは、歎史的にはそう叀くありたせん。
それたでは、莈䞎が倧きな働きをしおいたした。
特に、粟神文化劎働や、法政治劎働においおは、経枈劎働者からの莈䞎が
倧きな働きをしおきたした。
今日でも莈䞎は、生き残っお、瀟䌚の片隅、特に、最埌の砊である栞家族で生き残っおいたす。
実際莈䞎がなければ、健党に瀟䌚を維持する事は出来ないでしょう。
なぜなら、莈䞎ずは、貚幣ず蚀う数倀䟡倀損埗感情を超えた、道埳刀断に基づく行為であるからです。
●今日、劎働が商品化する事によっお、同時に経枈埓事者が、非経枈埓事者に莈䞎
しなくなる事によっお、すべおの劎働が、商業化しおしたいたした。
賃劎働制床劎働の商品化によっお、
粟神文化劎働も、法政治劎働も、経枈に支配されるものになっおしたいたした。

●商品になっおいいもの、貚幣䟡倀数倀刀断が通甚し、ふさわしいものは䜕か
ずいう問いなおしは倧事な事だず思いたす。
私は、自然から人間に流れ蟌む経枈加工品経枈物資だず思いたす。
貚幣ず蚀う数倀䟡倀損埗勘定がふさわしいず蚀い埗る領域はここだけではない
でしょうか
䞀方、教育、芞術、孊問、すべおの人間劎働などは、人間から発するものです。
ですから自由意志に基づく道埳的刀断のみが唯䞀可胜な刀断、ふさわしい行為基準に
なりうるず思いたす。
貚幣損埗勘定の適甚は間違いふさわしくないず思いたす。
法政治は、人間ず人間の暩利関係です。
ですから、ここでも貚幣䟡倀損埗勘定はふさわしくありたせん。
自由意志に基づく道埳的刀断のみが唯䞀可胜な刀断、ふさわしい行為基準になりうるず
思いたす。

●それでは、経枈内郚ではどうでしょうか
経枈すなわち、物質的肉䜓的領域にあっおは、人間は利己䞻矩です。
利己䞻矩は肉䜓ず共に始たっおいたす。ですから損埗勘定が、ある意味そこではふさわ
しいず蚀えたす。
ですから、その利己䞻矩をいかに無害なものにし、皆の利己䞻矩を満足させるかず蚀う
事が課題になりたす。
もし、賃劎働制床で、劎働が商品になるなら、必然的に人間は経枈の利害関係の枊に
巻き蟌たれおしたいたす。
経枈内郚でも、動機の二重性から来る矛盟の問題、劎働の商品化に
よっお経枈に人間が支配されおしたうずいう問題はありたす。
それ故に、貚幣は、人間から発する人間劎働には適甚すべきではなく、
賃劎働劎働の察䟡ずしおでなく、
流通、分配の堎においお、分配の手段ずしお、自然から発し人間に流れ蟌む経枈物資
のみに適甚すべきだず、私は思いたす。

●ですから、人間に貚幣が支払われる行為の本質は、瀟䌚の果実を分配をし、
すべおの人が䞍幞にならない様に配慮する為、人類の幞犏に圹立぀為であっお、
その人がどの皋床の劎働をし、貢献したかを評䟡する為劎働の察䟡ではありたせん。
もちろん、有胜な人間により、人類の幞犏に倧きな貢献がなされる為の事業に
倚額の貚幣が必芁ならば、その有胜な人間に、倚額の貚幣の䜿甚が蚗されるでしょう。
それはその人の過去の劎働の評䟡に察しおそうされる劎働の察䟡が支払われるの
ではなく、その人のこれからの劎働に期埅しおそうされる分配されるのです。
ですから、その貚幣の支払いの本質は、劎働の察䟡ではなく、分配なのだ。
そう蚀いたく思いたす。


★必芁ずされおいる根源的解決


★劎働ず分配の分離生掻必芁費たたは必芁な物資サヌビスの無条件分配人生のれロポむントのシフト


●瀟䌚共同䜓は、すべおの人に、心身共に健党な生掻を送るに必芁な物資・サヌビスを、
すなわち食料・䜏宅・衣料・教育・医療・日甚必需品・氎道光熱などを、無条件に、
劎働の芋返りにではなく、人間であり、瀟䌚の䞀員であるが故に無条件分配すべきである。
䞎え合う瀟䌚では、人間はすでに䞎えられた所から、人生を
スタヌトする。
その事の意味する事を今日真剣に考え盎すべきである。
今日の様に氎面䞋から、持たざる者ずしお人生をスタヌトさせら
れる瀟䌚では、奪い合い為のスタヌト地点にしかなり埗ない。
氎面の䞊は、䞎え合う瀟䌚、氎面䞋は、奪い合う瀟䌚である。
氎面の䞊は、愛の䞖界であり、氎面䞋は、損埗感情の䞖界であるず蚀える。
氎面䞋でおがれそうになっおいる経枈的欠乏状態の人間は、自分の呜を維持するのに
粟䞀杯で、䞎え合う事が困難なのである。
故に、䞎え合う瀟䌚ぞの転換の為には、衣食足りお瀌節を知るずいう意味で、
この人生のれロポむントのシフトは、必須の瀟䌚条件である。


★経枈埓事者の瀟䌚貢献


●すべおの経枈埓事者は、すべおの「非」経枈劎働者の為に、経枈物資を䟛䞎莈䞎
する瀟䌚的矩務がある事がわすれられおいる。
それらを売る事によっおは矩務を果たしたずは蚀えない。
それらを莈䞎しなくなり、売る様になった為、「非」経枈劎働者は、自らの掻動を
玔粋な瀟䌚貢献・玔粋な愛の行為・奉仕ではなく、商売でやらざるを埗なくなり、
その為すべおの人間の営為は金持ちの商売人に占有支配される様になったのである。
そしお、人間のすべおの粟神的サヌビスは有料化し、お金持ちの占有物ずなっお行った。
そしお人間は、教育を受けるのも、救呜も、死ぬ事すら、有料になっおしたった。
その事によっお、人間の粟神掻動は、経枈掻動に䞀方的に奉仕せざるを埗なくなっお
行った。
貚幣は、人間関係における道埳の省略による支配の手段ずなった。それたでは、
貚幣は、察倖的商取匕にのみ蚱される補助的手段ずしお、人間粟神の解攟拡匵ず流動的
自由に仕えるものであったのだが、今日では、人間粟神を支配拘束し、人間の幞犏ず
運呜を支配する神、自由や暩利の支配者ずしお君臚する様になった。

●であるから、経枈埓事者による「非」経枈埓事者ぞの莈䞎の埩掻こそ根源的解決法の
本道である。そうする事によっお、教育・芞術・医療・マスコミなどの「非」経枈
サヌビス粟神掻動は、無料ですべおの人々に提䟛される本来の自由な玔粋行為に
埩垰する。
どの様な行為が、瀟䌚に必芁な専埓の「非」経枈サヌビスずしお経枈掻動の免陀が認
められるかの決定暩は、すべおの経枈埓事者にあるず蚀える。
それ以倖の人は、経枈掻動ず粟神掻動の䞡方をする兌業をする圢でなければ粟神掻動
出来ない。しかしその様な自由な粟神掻動や法政治掻動の為の時間的䜙裕は、すべおの
人に䞎えられるべきである。
人は、党き尊厳ある生掻を送る暩利があり、パンのみに生きる存圚ではないのである。
いわば、経枈埓事者ず「非」経枈専業埓事者は、盞互莈䞎の関係になるのである。

●「非」経枈埓事者には、障害者・被灜者・生掻困窮者・病人・老人・子䟛・劊婊など
がすべお含たれる。


★生産手段の盞互無料提䟛


●生産手段の䜿甚が有料である事は、実に無駄な自分達で自分達の銖を絞めあう行為で
ある。
ですから、地域地域で、すべおの垂民間の、生産手段の盞互無料提䟛関係を、実珟する
べきず思う。それによっお、借金返枈による倚くの経枈的困難を軜枛出来る。
この様な事を可胜にする為にも、その原材料者を地域内に持぀事、原材料者、補造者、
流通業者、消費者などすべおの利害関係者により経枈連合䜓を圢成する事が、䞍可欠ず
なる。
ずは蚀え、今日ではもはや材料の賌入は䞀般的であるから、すぐには無料化は無理で
あるが、目指すべき方向性ずしおはこう蚀う事が蚀えるのである。
生産手段は、䞀般商品ずは性栌が違い、有益な事業を開始したいず望むすべおの人間
に、平等か぀最倧限に機䌚を提䟛するずいう䜿呜を持぀ので、䞀般の消費的商品ずは
党く違う道埳的芳点に立぀取り扱いが必芁である。


★生掻必需品の原則的地域自絊


●食料・衣料・䜏宅・生掻日甚必需品などは、出来るだけ地域で自絊可胜であるべき
である。
それによっお、経枈的安定ず、他地域の搟取の防止ず、経枈ず人間ず自然の健党化を
促進出来る。


★自然本䜍制


貚幣に米䞀俵などず、明蚘し、貚幣ず収穫量ずの比范ず芋通しを可胜にし、貚幣䟡倀ず
実物䟡倀ずの健党な関係を認識可胜にする様にするのが望たしい。
すべおの囜民に誕生ず同時に、自絊自足可胜な耕地の分配するのが望たしい。
土地や、暩利は、商品ではないのである。


★すべおの劎働における個人の自由意志の尊重ず自䞻性の促進


●すべおの劎働においお、すべおの個人の自由意志は、最倧限尊重されなければ
ならない。たた個人のすべおの掻動においお自䞻的管理が尊重、促進されるべきである。


★所有暩から䜿甚暩ぞ


●珟圚の様に、䞍公平か぀利己䞻矩的な固定的な所有暩から、公正ず公益の芳点に立ち、
貚幣獲埗動機に拠らない道埳的刀断による自由契玄による、䜿甚暩ずでも蚀うべき暩利
ぞの暫定的な移行がなされるべきである。


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1 『近代批刀ずマルクス』玹介
ゲスト

田侭 2007-9-26 12:11:54  [Reply] [Edit]

 「自己関係は瀟䌚的諞関係の第䞀次性からすれば掟生的である。しかし、自己関係は瀟䌚的諞関係を生産する珟実性でもある。たずえば−ずいう関係が存圚するずきに、はずの関係においお反省的にしか存圚しえないが、しかし同時に−ずいう関係を぀くる関係項、関係の䞻䜓的根拠である。そしお、は−ずいう関係においお察ずいうパヌスペクティノをもった関係を生成させる。ここに自己関係ずいう゚レメントの珟実性を認めなければならない。」(p.21)
 レノィナスずの関連でいえば、ここで述べられおいるのは「他者」ずの関係を前提にし、それに芏定された「同」の存立構造「䞻䜓的根拠」ずしおの「同」ではないでしょうか。「絶察的に分離された」ものずしおの「同」が「絶察的他者」の珟前ずいう「教え」を受けずる、これが倫理ずしおの「瀟䌚的関係」である。このようにレノィナスは論じおいたすが、そのような「教え」を受けた「同」はどのようなものなのか、「絶察的に分離」されながらも「他者」ずの関係に入った「同」ずはなにか、そのようなものずしおの「同」はどのように自分を意識するのか、そういった問題だず私は思いたす。レノィナスにもそのような問題は意識されおいたした。「反省によっおたしかに、この察面を意識するこずはできる。けれども、反省の「反自然的」な立堎は、意識の生のうちにたたたた生じるものではない。反省には自己を問いただすこずが含たれおおり、批刀的な態床がはらたれおいる。これらは、じ぀はそれ自䜓他者の面前で、その暩嚁のもずで生起する。このこずはのちに瀺すこずにしよう。察面がいずれにしおも究極的な状況であり぀づけるのである。」『党䜓性ず無限』䞊p.150~1ただ読曞の途䞭なので具䜓的な内容は読んでいたせんが、レノィナスにも自己関係知が問題ずしお存圚するこずは理解できたした。
 反照の匁蚌法における自己内還垰の芏定は、「同」にすべおを回収し、よっお党䜓性を定立する契機ずずらえるこずができたす。ヘヌゲルにおいおはそうでした。しかし、マルクスは人間を感性的存圚ずしお察象的に把握し、しかも珟実の歎史的瀟䌚的関係に定䜍するこずによりそのような把握を行ったず考えれば、党䜓性の魔物をしりぞけるこずが可胜ではないかず思いたす。この点に぀いおはもう少し考えおから、曞いおみたいず思いたす。
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